京都上ガル下ガル
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京都発、味わいも空間も特別な自家焙煎のコーヒー店。

京都上ガル下ガル / October 28, 2016

昔よりコーヒー文化が盛んな京都に、近頃、自家焙煎するカフェやコーヒースタンドが次々オープンし、新しい波が到来中。古い町家を改装していたり、愛らしい坪庭があったりと京都ならではの空間で、店主自慢の一杯をどうぞ。

WIFE&HUSBAND

鴨川からほど近い路地に佇むこちらは、店名どおり、吉田恭一さん・幾未さん夫婦が営む小さなカフェ。古道具があちこち飾られた店内も、カウンター内で仲良く立ち働くふたりの様子も、おとぎ話のようにふんわりやさしく、あたたかい気持ちに包まれる。ふたりが好きな味を追求したブレンド「DAUGHTER」は、深煎りながらすっきり透明感のある味わい。「コーヒーに関してはすべて独学。自分で焙煎してオリジナルの味をつくることができるのが面白い」と恭一さん。徒歩1分の鴨川へ、コーヒーやラスクを詰めたバスケットを持って行けば、そこがたちまち特等席に。家族の暮らしから生まれたアイデアも素敵!

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それぞれ著名な紅茶専門店とティールームで働いていた吉田恭一さんと幾未さん。ふたりの物語も、コーヒー豆の焙煎から始まったそう。

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以前はおでん屋さんだったという古い一軒家を自分たちで改装。

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カウンター4席とテーブル席がふたつ。小さいながら、居心地のいい空間。

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紅茶専門店での経験を生かしながら、試行錯誤して、現在の味わいにたどりついた。ブレンド「DAUGHTER」のほか、5種類のシングルが揃う。

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「自宅のようにくつろいでほしい」とコーヒーはマグにたっぷり。ハニーチーズトーストはナカガワ小麦店のパンを使用。ブルーチーズやオリーブオイルのアクセントで、奥行きのあるおいしさ。コーヒー¥550、ハニーチーズトースト¥400

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魔法瓶入りのコーヒー、マグ、ラスクを入れたアンティークバスケットのセット(¥1,000/1.5h)を持って鴨川へ。テーブルやスツールのレンタルもできる。

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オープンは昨年夏。店名に「コーヒー」と謳わなかったのは、古道具の販売やイベントなど、ユニット的な活動を視野に入れてのこと。11/12(土)、13(日)には、アンティーク店「FIVE FROM THE GROUND」が奥の部屋に登場予定。
 

 

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WIFE&HUSBAND
ワイフ&ハズバンド
京都市北区小山下内河原町106−6
TEL:075-201-7324
営)10時〜17時
休)不定休(HP参照)
カード:A、M、V(¥5,000以上)
www.wifeandhusband.jp

 

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WEEKENDERS COFFEE 富小路

北白川の人気焙煎所が街中にコーヒースタンドをオープン。今夏のニュースに嬉々とした地元のコーヒー好きは数知れず。「自分たちのコーヒーをきちんと表現する場所を作りたかった」と店主・金子将浩さん。ここの特徴は、コーヒー本来の澄んだ味わいを楽しめるよう、浅煎りで、酸味でなく、甘さを出すように焙煎していること。華やかささえ感じる芳醇な飲み口に驚かされる。「たとえばケニヤなら、最初は赤ワインやカシス、冷めるとグレープフルーツのような風味に。温度で味も変わるのでゆっくり味わってほしい」と金子さん。カウンター越しのコーヒー談義も楽しく、奥深いコーヒーの魅力に開眼しそうな一軒。

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駐車場の奥にある一軒家を改装。隠れ家的ながら開放感もあるユニークな立地。

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世界のコーヒーに触れる中で、現在のスタイルを確立したという金子さん。店頭に立つのは、北白川で焙煎する前後の朝10時頃までと夕方4時以降。

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お湯や粉の量、抽出時間などすべてきっちり計る。「抽出時間が少ないと尖った味になるし、長いとフラットな味に。感覚じゃなくレシピをつくっています」

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ドリップコーヒー¥470、ティラミス¥400。ティラミスや焼き菓子は奥さまの亜有美さんが担当。「ティラミスはカプチーノと相性がいいですよ」とのこと。

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ふとしたところにセンスが光る。メニューは、ドリップコーヒーがブレンド2種とシングル5種、ほかにエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテなど。

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店内では、自家焙煎のコーヒー豆のほか、手軽なドリップバッグも販売。

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お店の前には、露地や坪庭、腰掛けをつくり、茶室のような風情に。小さな庭ながら四季折々の草花の表情を楽しめ、手水鉢に泳ぐメダカに心が和む。

 

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WEEKENDERS COFFEE 富小路
ウィークエンダーズ コーヒー 富小路
京都市中京区富小路通六角下ル西側骨屋之町560離れ
TEL:075-746-2206
営)7時30分〜18時
休)水(祭日の場合は営業)
カード不可
www.weekenderscoffee.com

 

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市川屋珈琲

イノダコーヒで長年働いていた市川陽介さんが、築200年以上の町家を改装して昨秋オープンしたカフェ。元は祖父の陶工房だった建物が、京都の町家専門の工務店によってていねいに手が加えられ、落ち着いた心地よい空間に生まれ変わった。「いろんな方に楽しんでほしいので、ブレンド3種を用意しています」と市川さん。バランスのとれた「市川屋」、すっきりした味わいの「青磁」、深いコクのある「馬町」、すべて後味がやさしく、飲みやすいのが特徴。サンドイッチをはじめフードメニューに使うパンやフルーツ、ベーコンは近所のお店から。コーヒーを、そして地元を愛する店主のやさしさが隅々まで満ちた空間だ。

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かつては清水焼の窯が立ち並んだ東山五条界隈。河井寛次郎記念館のすぐ近く。

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坪庭を望めるカウンターとテーブル席。大切に手入れされた和の空間で寛げる。

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走り土間には大きな焙煎機が鎮座する。2日に1回くらい焙煎をするそう。

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注文ごとに豆を挽き、ネルドリップで淹れる。市川さんの手慣れた所作を見ながら待つ時間も楽しい。年輪が浮き上がるやさしい手触りのカウンターにも注目。

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「豆の鮮度がいいから、膨らみ方が違うんです」と市川さん。コーヒーで半日炊いたネルを使って淹れるコーヒーは、まろやかでやさしい味わいに。

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看板メニューのフルーツサンドは、旬の新鮮な果物を使用。前回のシャインマスカットとピオーネと梨に続いて、現在は江戸柿と刀根柿にバナナを添えた食感が楽しい取り合わせで登場。コーヒー¥470、季節替わりのフルーツサンド¥980

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入り口の棚には、お店でも使用している市川さんの兄・市川博一さんのカップ&ソーサーをはじめ、近所や知り合いの陶芸家の作品が並び、購入可能。

 

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市川屋珈琲
ICHIKAWAYA COFFEE
京都市東山区渋谷通東大路西入ル鐘鋳町396-2
TEL:075-748-1354
営)9時〜18時
休)火、最終水曜
カード不可
www.facebook.com/ichikawayacoffee/

 

photos:SADAHO NAITO, réalisation:NATSUKO KONAGAYA

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