Fashion 連載
きものの楽しみ
「きもの白」さんの新作コレクション
きものの楽しみ
今年こそはと思っていたのに、またまた間があいてしまいました。
ご報告が遅くなって申し訳ないのですが、
まずは開業5周年を記念した「きもの白」さんの新作コレクションの展示会から。
いつもフィガロ本誌「きもの暦」連載でお世話になっています。
「ぜひ、お着物でご来場ください」と案内状にあったので、銀座の清月堂画廊にきもので伺いました。
「白」の水口さんと私。
私は市松の紋お召しに浦野理一さんの紬の染め帯です。
稲垣稔次郎さんの訪問着がかかっている前で宝尽くしの紫の訪問着を水口さんに見せていただく。
白地に鮮やかな色と柄の絞りがきいた訪問着も「白」らしい華やかさでした。
これらも稲垣さんの作品。
染め帯も、いろいろ魅力的なものが多く、見ているとさまざまなきものとのコーディネートが浮かび夢がふくらみます。
そして、この展示会で見せていただいたものから選んだいくつかを次の連載でお見せできるはず。
4月の「きもの白」では、帯屋捨松展と単衣会を同時に開催しているようですから、銀座に行くついでのある方はのぞいてみては。
そしておひなまつりの日の「きものの会」のご報告を少しだけ。
東銀座の「やま祢」で。
まずは女子全員集合。
今回は粋な新橋の芸者さんのきもの、ただずまい、踊りを堪能しました。
そしておひなさまの額の前にピンク地小紋を着た一色采子さん。
絞りの帯に飾った奈良一刀彫のたちびなの帯留が、3月3日ならではで印象的でした。
いつもは紬が多い大倉さんも今日は総絞りのきもの。
帯のグリーンと金がきいています。
キキさんはベージュ地の紬の小紋が落ち着いていますが、真紅の帯揚と丸ぐけの帯締めでひなまつりらしい華やかさに。
そして帯はこんなかわいい柄でした。
中村三加子さんは愛らしい遊ぶわらべに春の花の訪問着。
岩崎さんは綸子(りんず)地の線描き小紋に。
菊唐草(きくからくさ)の帯に帯揚、帯締めの黄がアクセント。
いつものように圧巻なのが重松さん。
箔入りの黄金まゆのきものに帯はアンティークの女物から作ったというもの。
そして羽裏はこの迫力です。
なんだか嬉しそうな私は藍型(えーがた)のきものに御所解(ごしょどき)の袋帯です。
堀越さんは泥大島の亀甲文のそろいに西陣の細帯でした。
おひなさまの前の記念撮影。