Paris 連載
今週のPARIS
スイーツの世界が春の到来を告げる!
イースターが待ち遠しい。
今週のPARIS
チョコレート がバレンタインデーとしっかり結びついているのは日本だけの話。フランスではチョコレートといったらクリスマス、そして春のイースター(復活祭)なのだ!!! 復活祭の朝、庭のあちこちに隠されたチョコレートのイースター・エッグを子供達が探す......という楽しい習慣がある。この日が近づくと、高級ショコラティエのブティックからスーパーマーケットまで、卵型、そして卵の隠し役たるウサギや教会の鐘を象ったチョコレートのオンパレードとなり、つい、あれこれ買いたくなってしまう。あまりにも愛らしいので、つい親しい人たちにギフトしたくもなる......。ビジュアルがチャーミングな、いくつかのメゾンの今年のイースター・コレクションを紹介しよう。ちなみに、今年の復活祭は3月27日。
まずはLadurée(ラデュレ)から。卵と鶏というクラシックな2型のチョコレートが、3月1日から発売されるのだが、今年はそれに先駆けて、マカロンのボックスにもイースター・コレクションが登場する。日本人のイラストレーター、ヒグチユウコによる少女とウサギたちが飾る2サイズのボックスは、夢とポエジーがいっぱい。さらに、この愛らしい世界に包まれるのはマカロンに留まらず。軽やかなホイップクリームのような真っ白いパフューム・キャンドル。それを収めるボックスにもヒグチユウコが描くウサギたちが。こちらの発売は2月24日から。
Ladurée
18, rue Royale
75008 Paris
営)8:00~19:30(月~木)、8:00~20:00(金・土)、10:00~19:00(日・祝)
Ladurée Secrets & Beauté
16, rue Royale
75008 Paris
営)8:00~19:30(月~木)、8:00~20:00(金・土)、10:00~19:00(日・祝)
www.laduree.com
ファンタジー溢れるイラストや切り絵で知られるエレーヌ・ドゥリュヴェール。Mazet(マゼ)では、卵を装飾した昔の風習にならってイースター・エッグを彼女のレトロタッチなイラストが飾る。ベレー帽をかぶったヒヨコ(雄)と、水玉の帽子をかぶったヒヨコ(雌)が、得意げに口笛を吹く可愛い姿に目が釘付け! 買っても、惜しくって食べられないかも......。2月10日、販売開始。
Mazet
37, rue des Archives
75004 Paris
Tel. 01 44 05 18 08
営)10:00~19:00(日は11:00~19:00)
休)なし
www.mazetconfiseur.com
ショコラティエのJacques Genin(ジャック・ジュナン)がイースター・コレクションでコラボレートしたのは、アーティストのコリーヌ・ジャムだ。彼女による手描きの1点もののイースター・エッグとウサギはとてもカラフル。花から抽出した染料を使っているそうだ。販売個数は今のところ未定だが、少なくとも50個は店頭に並ぶとか。でも、このコレクション、なぜかTANABATA と名付けられている。七夕祭りの色彩豊かな短冊がイメージなのだろうか......。
Jacques Genin
133, rue de Turenne
75003 Paris
27, rue de Varenne
75007 Paris
www.jacquesgenin.fr
さまざまなスイーツのメゾンが1階に並ぶギャラリー・ラファイエット・グルメでは、今年は3種の限定商品が登場する。ベルギーのショコラティエJean Galler(ジャン・ガレー)はファッション・デザイナーのジャン・ポール・レパニャールとコラボレーション。エクレアのL'Eclaire de Génie(レクレール・ドゥ・ジェニィ)はギャラリー・ラファイエット・グルメだけのために、アヒル(!?)のチョコレートを用意。そしてLa Manufacture de Chacolat Alain Ducasse(ラ・マニュファクチュール・ドゥ・ショコラ・アラン・デュカス)からは、とてもスタイリッシュな鶏のチョコレートが。これは、Pillivuytのココット鍋をモダナイズしたアラン・デュカスとピエール・タションが再びデュオを組んでのクリエーション。タイプが異なる3種なので、好みに合わせて選べるのがうれしい。販売は3月1日より。
Galerie Lafayette Haussmann
Le Gourmet
35 , boulevard Haussmann
75009 Paris
営)8:30 ~21:30
休)日
http://haussmann.galerieslafayette.com/ja/