これからの季節に風邪をひかないための7つのレメディ。
Beauty 2019.10.25
残念ながら、気温が徐々に下がり、会社の同僚たちもこの数週間に次々体調を壊している……。そんなあなたに、これからの季節を風邪をひかずに乗り切るための7つのレメディを紹介しよう。
この秋に実践したい、風邪をひかないための対処法とは。 Photo: Getty Images
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1. ローヤルゼリー
秋に最高にオススメなのがローヤルゼリー。働きバチから分泌され、本来、女王や幼虫が食べる。白っぽくゼラチン状の見た目は魅惑的とは言い難いが、健康効果の固まりだ。ローヤルゼリーに含まれるタンパク質、糖、脂質、微量元素、そして特にビタミンは冬の危険から身体を守ってくれる。
もし毎朝身体を引き摺るような感覚があったり、何週間もエネルギー不足を感じたりしている場合には免疫システムが低下している証拠だ。
ローヤルゼリーは、ビタミンB、マグネシウム、必須アミノ酸を豊富に含み、身体を強くし、ストレスや疲労を軽減してくれる。またローヤルゼリーは、秋に起こりやすいとされる鬱症状に効果的だ。
〈購入場所〉
薬局でカプセルや液体タイプのローヤルゼリーを購入することができる。新鮮なものを買い求めるなら、養蜂場に問い合わせてみよう。冷凍庫での保存がオススメだ。
〈内服方法〉
効果を早く実感したい場合は、8〜10日間、毎朝1〜3グラムを摂取する。とても苦いのではちみつと混ぜると飲みやすい。
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2. プロポリス
ミツバチは巣を掃除するためにプロポリスを使っている。その特性は人体に働きかけるときと同じである。「プロポリスには抗酸化剤とポリフェノールが含まれており、その殺菌効果はよく知られています。また、免疫システムを活性化し、細菌やウイルスを防ぎます。新鮮なハチミツと混ぜて、胃潰瘍の治療に使われています」とフランス・アピセラピー協会会長のベッカー博士は述べる。
〈購入場所〉
薬局や健康食品ショップ、オーガニックショップなどで購入が可能。大人用にはカプセルタイプ、子ども向けにはシロップタイプがある。
〈内服方法〉
冬前に身体を整えたいのであれば、1〜2週間、1日あたり2〜3回摂取しよう。ただし、過剰摂取には注意したい(1日あたり120mg程度まで)。プロポリスは、過度に摂取すると有毒で腎臓病や肝臓の問題を引き起こす可能性がある。
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3. アセロラ
秋冬の寒さの訪れの前にアセロラを摂取すべきだ。Photo: Getty Images
アセロラは、秋と冬に起こる体調不良の前に摂取すべき優れた強壮剤だ。「アセロラは、自己免疫に不可欠な抗酸化物質であるビタミンCが豊富で、風邪予防にも役立ちます」と自然療法医のヴァネッサ・ロペス氏は言う。
〈購入場所〉
薬局またはオーガニックショップや健康食品ショップで購入可能。
〈内服方法〉
フルーツそのものを摂取すれば、栄養素がより身体に吸収されやすい。冬の寒い季節は1日あたり1,000mgを摂取するとよい。
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4. 柑橘類
継続的な疲労を改善するためには、オーガニックショップ内の薬コーナーに行くのではなく、オーガニックのレモンを購入してみてほしい。「レモンにはビタミンCが豊富に含まれているため、疲労回復の効果が得られ、体調がすぐれない時でも、力がみなぎり、早く治癒することができます」と、薬剤師のトーマス・カサブ氏は述べる。
〈購入場所〉
マルシェ(市場)やオーガニックショップなどで購入可能。
〈内服方法〉
寒い季節は続けて毎朝オレンジを1〜2個を絞ってジュースにして飲み、キウィを1日3個食べよう。
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5. プロバイオティクス
プロバイオティクスは、私たちを取り巻く細菌や微生物、そのほかのバクテリアに対して防御効果がある。私たちの腸内には、消化液だけでなく、腸内環境を守る善玉菌が含まれている。
プロバイオティクスは「腸内フローラを増やし、免疫力を高め、ウィルスが侵入しにくい身体にします」とカサブ氏は言う。
〈購入場所〉
薬局で購入可能。
〈内服方法〉
これからの季節の風邪予防対策には、1カ月間、毎朝カプセルを飲もう。
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6. エキナセア
日々身体からエネルギーが抜けるのを感じるようであれば、エキナセアの効果を試してほしい。エキナセアは、常に免疫防御システムを刺激するため、身体に活力をもたらすに使用される。したがって、「身体を保護することができ、私たちを取り巻く細菌やバクテリアの影響を受けにくくなります」と、カサブ氏は述べる。
〈購入場所〉
薬局またはオーガニックショップや健康食品ショップで購入可能。
〈内服方法〉
大人にはカプセルまたは錠剤、子どもにはシロップがおすすめ。朝晩2〜3週間服用する。エキナセアは、すでにひどい風邪をひいてしまった場合でも使用開始できる。
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7. グレープフルーツ種子エキス
15年ほど前からグレープフルーツ種子エキスは天然の抗生物質として注目を集めている。Photo: Getty Images
ヤコブ・ハーリッヒ博士の研究の成果により、15年ほど前からグレープフルーツ種子エキスは天然の抗生物質として注目を集めている。抗酸化物質が非常に豊富で、「予防と治療の両方において強力かつ効果的に作用します」と自然療法医のロペス氏は述べる。グレープフルーツ種子エキスは、寒さで弱った私たちの免疫システムをサポートし、調子を整えてくれる。
〈購入場所〉
薬局またはオーガニックショップで購入可能。
〈内服方法〉
低品質なものを避けるため、オーガニック製品が好ましく、液体タイプが望ましい。 3週間から1カ月間、1日3回20滴を飲み物に希釈する。液体を温かい飲み物に混ぜると、抗酸化物質が変化したり、効能が減ったりしてしまうため注意しよう。
またいずれのアイテムを使用する場合にも専門家にアドバイスを求めるようにしよう。
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texte : Ophélie Ostermann (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi