体調を改善! 家に常備したいエッセンシャルオイル5選。

Beauty 2018.01.16

ストレスや体調不良を改善、家に置いておきたい最小限のエッセンシャルオイルとは?

180111_essential_oil_01.jpgラベンダー、ニアウリ、ジンジャーなど……基本の5つのエッセンシャルオイルをご紹介。 photo : iStock

エッセンシャルオイル(精油)は、私たちの日常を劇的に改善してくれます。でも、どれを選んだらいいいか迷ってしまいませんか? そこで今回は、家に置いておきたい、基本の5つのエッセンシャルオイルをご紹介します。

エッセンシャルオイルの人気は、ますます高まっています。何といっても、日常生活の不調を回復してくれるうれしい効果がたくさん含まれているのが大きな魅力です。それではさっそく、近くの専門店に駆け込んで、基本のエッセンシャルオイルセットを揃えましょう。とはいうものの……実際にお店に行ってみると、どれを買ったらいいか迷ってしまう人も多いはず。そこで、『エッセンシャルオイルのガイドブック(Le Grand Guide des huiles essentielles)』(Marabout社)の著者で、薬用植物療法とアロマテラピーのスペシャリスト、ファビエンヌ・ミレ氏にアドバイスを伺いました。

1. ラベンダー

「まず基本のエッセンシャルオイルのひとつは、ラベンダーです。リラックス効果があり、炎症や痛みを和らげてくれます。また蚊除けにも優れており、虫刺されの際は痒みを抑える作用もあります。使い方はシンプルで、たとえば火傷をしてしまった場合は、傷口に直接ラベンダーのエッセンシャルオイルを1滴塗るといいでしょう。また緊張をほぐしたり、すぐに眠りにつきたい時などは、ハンカチやコットンに、エッセンシャルオイルを2〜3滴垂らして香りを嗅いだり、または、アロマディフューザーから間接的に香りを吸い込むと効果的です」と、ファビエンヌ氏は説明します。

2. ニアウリ

喉や気管支に違和感や詰まりを感じた時は、「ニアウリのエッセンシャルオイルの出番です」。ニアウリのエッセンシャルオイルを、マカダミアナッツやアーモンド、またはオリーブのキャリアオイル(*1)で薄め、胸元に塗ると症状が和らぎます。そのほか、前腕に数滴塗るのもいいでしょう。前腕の皮膚は非常に薄いので、オイルがよりすばやく血液に浸透します。

*1 キャリアオイルとは、アロマテラピーにおいて、主に精油を希釈するために使用される、植物から抽出されたオイルのこと。

3. ペパーミント

「そして消化に最適なのが、ペパーミントのエッセンシャルオイルです」。たとえば吐き気がする時など、ペパーミントのエッセンシャルオイルの香りを嗅ぐだけで、大きな効果を発揮します。また、キャリアオイルで薄めて、約10g程度の割合で直接お腹に塗るのもいいでしょう。さらに、頭痛の場合も、こめかみに1〜2滴塗ると、痛みが緩和されます(この時、目の近くには塗らないように注意してください)。また物足りなさを感じた場合は、最初にエッセンシャルオイルを塗った時から2時間が経過していれば、再度同じ場所に塗っても問題ありません。その他、うなじがある頭蓋骨の付け根にエッセンシャルオイルを1滴塗るだけでも効果があります。(胃の調子が悪い方は、ペパーミントのエッセンシャルオイルを口から吸い込まないようにしてください。)

4. ティーツリー

肌が荒れた時に、自然の力で治癒してくれる万能オイルが、ティーツリーのエッセンシャルオイルです。たとえば赤いデキモノができてしまった場合は、ティーツリーのエッセンシャルオイルをキャリアオイルで薄めて直接肌に塗り、また綿棒を使って細かい部分にも行き届くようにするといいでしょう。「塗る回数は、1回で十分です。24時間以内に赤みが引いていきます」

5. シトラス&ユーカリ/ジンジャー

「関節の痛みにオススメなのが、シトラス&ユーカリ、そしてジンジャーのエッセンシャルオイルです」。痛みを感じる箇所に、エッセンシャルオイルを、カロフィラムオイル(タマヌオイル)やオリーブオイルのキャリアオイルで薄め、約10gの割合で塗ると痛みが緩和されます。塗る量は、痛みの強さと持続時間にもよるので、一度に大量に塗らず、痛みの様子を見ながら調整しましょう。そのほかスポーツなどの運動後の筋肉痛には、シラタマノキのエッセンシャルオイルが効きます。もちろん身体に合わない場合は、専門家と相談しながら自分に合った取り入れ方をしましょう。エッセンシャルオイル習慣、始めてみませんか?

〈エッセンシャルオイルの使用上の注意〉
・エッセンシャルオイルを使用する際は、専門家や医師の意見を聞きましょう。使用方法は種類によって異なります。
・エッセンシャルオイルの容器は、光を通さないガラス製のものをお勧めします。
・アレルギーをお持ちの方や、痺れなどが起きた場合は、ご使用をお控えください。
・妊娠中、あるいは授乳中の方は、直接オイルを肌に塗布せず、アロマディフューザー、またはハンカチなどにオイルを垂らして、間接的に匂いを吸い込む方法でご使用ください。
・7歳以下のお子様は、医師の指示に従ってご使用ください。
・エッセンシャルオイルの使用を始められる方は、上記のアドバイスを参考にしてください。

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texte : Lucie Rousselle (madame.lefigaro.fr), traduction : Sawako Yoshida

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