「臓活」で、ストレスに負けない身体づくり 何もないところでつまずくのは、なぜ?

Beauty 2020.04.20

平地でつまずいたり、ちょっとした段差でバランスを崩しやすいというあなた。実は「五臓」の機能低下が関係しているかもしれません。中医学の専門家である、尹生花先生に改善法を伺いました。

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© Teerawit Chankowet/EyeEm/amanaimages

段差のない場所でもつまずいたり、家の中で椅子やコードなどに足をひっかけることがあります。転ぶのが怖く、脚が疲れやすいこともあってフラットシューズを履いていますが、本当はハイヒールを履きたいんです!

 

尹生花先生

足の動きに不調を感じたら、下半身と関係の深い「腎」の働きが低下している可能性があります。ただし、この方の場合は、そもそも身体を動かすためのエネルギー自体が足りていないことにも原因がありそう。「脾」に繋がる関節や経絡のケアで、まずは身体の中にしっかりエネルギーを補給してあげましょう。

 

「『腎』の働きが低下すると、下半身が冷えやすくなり、足腰の動作に影響することがあります」と、尹先生。腎は活動に必要なエネルギーを体内に貯蔵する場所。さらにその根本をたどっていくと、消化吸収を司る「脾」が関係している。「関節を叩いたり、経絡に沿ったマッサージで『脾』の働きをサポートすると、食べ物からきちんと栄養を吸収できるようになります。スムーズな動作のためには、脾の養生が大切です」(尹先生)

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「脾」を養生するワンポイントケア

脾に繋がる鼠径部のパッティング。

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脾に繋がる関節は、脚の付け根の鼠径部。両脚を肩幅に開いて立ち、右脚を少し後ろに引いて伸ばしたら、軽く握った手で右足の鼠径部をパン、パンと20回程度叩く。反対側の脚も同じように繰り返そう。座りっぱなしの姿勢が続いた時に、ぜひ実践を。

脾の経絡に沿って、やさしくマッサージ。

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脾に通じる経絡は、足の親指の外側の陰白(いんぱく)から、足の内側を通って胸の上の周栄(しゅうえい)、そして脇の下にある大包(たいほう)へと繋がっている。イラストを参考に、陰白から大包へとやさしくマッサージして。ツボにあたる部分は1カ所につき5回程度ゆっくりもみほぐすと、脾の働きをサポート。

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尹生花 Yin Seika
北京中医薬大学博士課程修了。医学博士。美容健康サロン「BHY」代表。中医学の深い知識に基づき、いち早く「身体の内側(五臓)と肌の相関関係」に注目。鍼灸や漢方アロマを融合した独自の施術や、生活習慣のアドバイスを実践。身体を根本から立て直すメソッドが、多くの女性に支持され、最近ではその普及にも力を入れている。近著に『みんなの臓活』(ワニブックス刊)
www.bhy.co.jp

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illustrations:NAGISA HAMADA, texte:NAMIKO UNO

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