マドンナの娘、脇毛そのままで母と2ショット。

Beauty 2021.04.20

マドンナの長女ローデス・レオンは、10代のころから脇毛を生やしたままにしている。彼女の母がインスタグラムに投稿した写真では、ローデスがいまも脇を自然な状態にしていることが見て取れる。

 

 

 

ローデス・レオンは、母親と同じように常識やルールを揺るがすことを恐れてはいない。何年も前から毛をそのままにしている彼女は、周りの意見がどうであろうと、眉毛も脇の下も自然のままの状態を好む。「ライク・ア・ヴァージン」でお馴染みの歌手マドンナが投稿したInstagramの写真が、そのことを改めて証明している。2人が抱き合う姿が写った写真で、ローデスは腕を思いきり伸ばしてスマートフォンを持ち、脇毛を見せながらツーショットを撮った。

彼女にとっては当たり前のことであり、驚くことではない。2018年5月には、ローデスをフィーチャーしたコンバースとメイドミーによるキャンペーンが話題を呼んでいた。

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女性のタブー、体毛

このキャンペーンで、黄色のジョギングパンツと白いクロップトップを着たローデスは、ベッドの上にひざまずき、腕を高く上げ、100%自然なままの脇の毛を見せた。シワを滑らかにし、傷やムダ毛を消し、実物以上に女性っぽさを強調するちまたの広告に対抗する大胆なスタンスである。

 

 

これに対し、SNSはすぐに反応した。あるインスタグラマーは、ファッション業界が作り出す流行に抗議した。「私はいつまでも存在し続けるボディシェイミング(人の容姿を馬鹿にしたり、批判したりする行為)に嫌気がさしている。体毛は本来自然なもので、生物的なものの一部よ」と。また別のユーザーは、ローデスの行為に喜びを感じたという。「私は3か月間、脇のムダ毛をそのままにしてたけど、とても気分が良かった。この写真をシェアしてくれてありがとう」

しかし残念ながら、多くのインスタグラマーは反対の意見を述べた。「ムダ毛の処理は、周りに対しても、また自分自身にとっても敬意の証だわ」。「うーん、イヤだ。衛生的にどうなの?」と衛生面を心配する声も。

これに対し、別のユーザーはコンバースとローデスのコラボレーションを次のように擁護した。「女性にとって脇毛が非衛生的で、男性にとっては非衛生的ではない、という理由が理解できない。おそらく女性は性的対象として見られているからだと思う…」

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母との前例

マドンナも2014年、脇毛を見せてポーズをとったことで、多くのセンシティブな人々に衝撃を与えていた。その姿は娘ローデスにインスピレーションを与えたに違いない。

2018年1月1日に歌手のマドンナが投稿したInstagramの写真で、ローデスはすでに脇毛を生やしていた。広告キャンペーンのための話題提供ではなく、自分の意思だということがわかる。

 

 

最近では、別のキャンペーンが同じような理由により、SNSで話題を呼んだ。最新のステラマッカートニーとアディダスのコラボレーションでは、ミューズのレイラ・デイビスが自然なままの脇毛を披露。ネットユーザーによるコメントや批判を真っ向から否定した。「女性にも体毛があり、そのことで女性を攻撃するのは間違っている」。

同様に、TVシリーズ「ザ・クラウン」でダイアナ夫人を演じるエマ・コリンは、ムダ毛の処理をせずに雑誌「グラマー」の表紙に登場。自分の意思で選んだ選択肢について、彼女は次のように主張する。「メディアや文化の多くが、女性にレッテルを貼ったり、分類したりするのが好きなのは興味深いことだと思う」。さらに彼女は続ける。「何年もかけて毛を伸ばしたかった。前は恋人がいたし、お互いのためにムダ毛の処理はすべきだと思い込んでいたのだと思う」

彼女たちの取り組みは、体毛を伸ばすという選択肢を一般的なものにし、SNS上で激しい批判の的になることをなくすきっかけになるかもしれない。

texte : Justine Feutry, Antonin Clément (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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