ニューヨークでいま、前代未聞の試みが!

「えっ? どうして?」

モテマスカラ、モテライナー、LIP38℃など多くの名品を生み出してきたFLOWFUSHI2018年末でブランドを終了すると知った時、私の第一声がこれでした。知らせを聞いた美容編集者、業界関係者からも「なぜ?」という反応ばかり寄せられたとのこと。当然ですよね。FLOWFUSHIは誰もが認める勢いのあるブランドであり、これからJ-Beautyの旗手となっていくはずだと、注目度も高かったわけですから。

実際、FLOWFUSHIのお客さん、ブランドのファンからは「製品がなくなったら困る!」「いま店頭にあるものを買い占めます!」という、パニックにも似た反響が起きたとか……。そんなふうに、ほかでは替えがきかない新しいものを作り続けてきたブランド、それがFLOWFUSHIでした。

そしてブランド終了という決断にも、驚くべき真意が隠されていました。なんと次なる舞台を世界に移し、ブランド名も一新。原点に立ち返り、もういちどまっさらな視点でビューティを見つめなおすというのです。国籍、人種、年齢、職業……さまざまな枠を超え、手にした人に最大限の喜びをもたらすプロダクトを作り続け、まだ誰も見たことのない「未来の価値」を創造することに、新たなステージで挑戦していくのだと。

では、具体的にどんなことが行われているのでしょうか?
じつはいま、ニューヨークで大きな話題になっている「KEEP OR DROP」というキャンペーン。この仕掛人が彼らなのです!

キャンペーンでは、FLOWFUSHIの新ブランド(まだブランド名はベールに隠されています!)が、世界進出の最初の街として選んだニューヨークで、第一弾アイテムとなるリキッドアイライナーをゲリラ的にサンプリングします。

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このアイライナー、ブランド名、価格、どこで販売されているか……といった情報はわからない状態。つまり、私たちが無意識にモノの価値判断基準としているフレームをあえて出さないことで、純粋に製品そのものと向き合える環境を作り上げているのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アイライナーをサンプリングで手にし、使ったニューヨーカーは、KEEP(使い続ける)か、DROP(使わない)か、品質だけで判断します。KEEPの人が多かった場合のみ、このアイライナーはグローバルで発売を正式スタートされ、もしDROPが多かった場合は、アメリカでの発売は中止となります。普通は、ブランド側が進出する国や地域を決めるもの。でも今回は、使うか使わないか、市場進出すべきか否かをジャッジするのはユーザー側。そんなアンフレームな取り組みが「KEEP OR DROP」キャンペーンの全容なのです。

前代未聞! ですよね?
でも、これはブランドからの「未知のものに遭遇した時のような、わくわくした気持ちでビューティと向き合おう」というメッセージなのだと、私は受け取りました。そしてそれだけ、製品のクオリティに自信があり、使う人の審美眼も信頼しているってことなんだとも思います。さまざまな人種が暮らしているニューヨークという街で、そんなチャレンジができる新ブランド。この先も何かおもしろいことをしてくれそうではないですか?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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新ブランド名やアイテムの詳細については、2月20日(水)にお披露目となります。そして「KEEP OR DROP」キャンペーンの結果がわかるのは、ニューヨーク時間の31日(金)0時(日本時間14時)。
私もドキドキしながら、そのゆくえを見守りたいと思います!
※日本では3月14日(木)に新製品発売となります。

キャンペーンサイト
https://unframe.team/

公式インスタグラム
@UnframeTheBeauty_jp

 

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