パリ街歩き、おいしい寄り道。

お仕事モードのカフェ巡り。#11

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前々回のブログで書いた、クロワッサン・リサーチを
するときに、パリ全体で考えたらどこのクロワッサン
が好きかなぁと頭をめぐらせて、思い浮かんだ数軒の
1軒にブレ・シュクレがあった。
そういえば最近ご無沙汰しているな、と思うと同時に
並びにあるカフェ、ル・スクワール・トルソーでは
朝ごはんに、ブレ・シュクレのクロワッサンを出して
いることを思い出していた。
それで、ランチに近くで約束ができた日に、早めに
出かけて朝ごはんを食べつつ、カフェで仕事をする
ことにした。
まだ少し肌寒いくらいの朝だったけれど、目の前の
公園の緑は鮮やかで、とても気持ちがよかった。


お昼になり、待ち合わせのお店、ビストロ・ポール・
ベール(Bistrot Paul Bert  18, rue Paul Bert 75011
Paris)へ向かう。
ポール・ベールの日替わりランチは、
前菜+メイン+チーズorデザートで19ユーロ。
だいたいそれぞれ2品ずつチョイスがある。
私はおいしいビストロがお昼に設定している、
食堂ごはんな雰囲気満載の日替わりランチが好きで、
ビストロ・ポール・ベールもそのひとつだ。
3人だったから、日替わりランチから2品ずつ取って、
あとひとり分は、昼・夜ともに共通のメニューから
タマキ貝の前菜とタルタル・ステーキを注文。
ステーキとフリットは安定のおいしさ、だったけど
この日はポラック(タラ科のお魚)のバターソースが
ヒットだったなぁ。付け合わせのホウレンソウも、
ぎゅっと風味が濃厚で、主役級の味わいだった。
デザートまでしっかり満喫して、友人たちと別れ、
シャロンヌ通りを少し歩いて、ル・ビストロ・デュ・
パーントル
に行くことにした。
アール・ヌーボーの室内装飾が美しいカフェ。
床のタイルも独特で、見ていて楽しい。
アール・ヌーボーといえば、
9月からリュクサンブール美術館で開催される
ミュシャの展覧会をとても楽しみにしている。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


Instagram: @mlleakikonotepodcast「今日のおいしい」 、Twitter:@kawamurakikoも随時更新中。
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