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パリ街歩き、おいしい寄り道。

8区のビストロLe Merlozと、『FUKAMI』展。

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メトロ9番線のトロカデロ駅のホームに、ロスチャイルド館で7月14日より開催の『FUKAMI』展の広告がずらっと並んでいた。家の近くでもポスターを見て気になっていた。
シャンゼリゼ近くに食関係者に評判の新しいビストロがあって行きたかったから、ランチをしてから展覧会に足を運ぶことにした。
Le Mermozはフランクリン・D・ルーズヴェルトの駅から徒歩3分ほど。お昼はレストラン、夜はワインバーとして営業している。
予約の電話をすると、「12時しか空いていない」と言われて12時に向かったのだけれど、すでにバカンスシーズンに入っているにもかかわらず、13時になると店内はカウンターまで満席だった。
間口は全面ガラス張りで、天井も高く開放感があって気持ちがいい。
前菜にはカツオのマリネと、仔羊のタルタルを頼んだ。チェリーと合わせ、シソの入った酢で味付けしたカツオは色合いがとてもきれいで、全体の味がそれぞれの素材に自然になじんでいて食べやすい。仔羊の方は、アリッサが効いて食欲を刺激した。
メインには豚肉を注文。脂身は多かったけれど、添えてあったネクタリンで口の中がジューシーになり、しつこさを感じずに完食。料理人の友人と一緒だったからか、ベジタリアンプレートだったナスのグリルもおまけで出してくれた。最近は、このプレートのように中近東テイストの、ヨーグルトとゴマクリームを合わせたソースにしょっちゅうお目にかかる。
野生のブルーベリーと、ペッシュ・ド・ヴィーニュを使ったデザートも季節を丸ごと味わえて、大満足のランチだった。
バカンスが明けたら夜も行ってみたい。


てくてく歩いてロスチャイルド館へ。
パリでは7月から、日仏友好160年周年を記念して来年2月まで『ジャポニズム2018』と題し、さまざまな文化的イベントが企画されている。
そのオープニングを飾ったのが『FUKAMI』(日本語タイトルは『深みへ – 日本の美意識を求めて』)展。
深み、という言葉にどんな展示なのかなぁと思っていたら、日本の作品が題材のフランスにおける展覧会ということがよく感じられ、とても刺激的だった。
中でも、縄文土器と縄文土器の破片を台の上に並べ、傍らに、アパレルブランドANREALAGE森永邦彦氏と彫刻家・名和晃平氏によるデニム生地を元に作った縄文模様のようなモチーフの服が展示された部屋には、ずいぶんと長く居座ってしまった。それぞれの作品が持つ時間が繋がっているように感じ、時空を旅するかのようで、ワクワクしっぱなしだった。
その隣の展示室、リ・ウーファン氏の作品とロスチャイルド館のクラシックな間の組み合わせも好きだったなぁ。
初めて観た田中一村の作品群にも大いに惹かれて(写真撮影禁止でした)、こんなふうに日本の芸術作品がパリで展示されるなんて!とうれしくなった。
街中では、フランス語よりも外国語を耳にするようになる8月のパリで、この会場ではフランス語しか聞こえてこなかった。

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川村明子

フードライター
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
台所に立つ時間がとても大事で、大切な人たちと食卓を囲むことをこよなく愛する。オペラ座でのバレエ鑑賞、朝の光とマルシェ、黄昏時にセーヌ川の橋から眺める風景、夜の灯りetc.。パリの魅力的な日常を、日々満喫。
Instagram:@mlleakiko、朝ごはんブログ「mes petits-déjeuners」も随時更新中。

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