パリ街歩き、おいしい寄り道。

シェ・ネネスと、カルダー/ピカソ展。

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街のバカンスの気配が色濃くなってきたら行こう、と思っていたピカソ美術館で開催されているカルダーとピカソの企画展に行くことにした。
街の気配もだけれど、今週は、今年2度目となる猛暑で、パリはもうすっかり誰もが夏休み気分だ。
それでもまだ今週まではほとんどのレストランが開いている。
美術館の近くで1軒、久々に行きたいなぁと思っていたビストロがあったので、ランチに向かった。
クリストフ・ルメールのブティックの向かいにある、
シェ・ネネス(Chez Nénesse 17, rue de Saintonge 75003)。
もしかしたら10年ぶりくらいかもしれない。
でも、変わらず、常連客がいくつかテーブルを占めている、のどかな雰囲気だった。
サラダと迷ってタルタルステーキにする。
このタルタルはおいしかったなぁ。
お肉の切り方も味付けも、混ぜ具合(混ぜたことでの粘り具合)も、とてもとても好きだった。
今週末でヴァカンスに入ると言っていた。
ヴァカンス明けに、また行こう。


2時過ぎで34度の中、てくてくとピカソ美術館へ。
マン・レイが撮った、カルダーとピカソのポートレート写真から始まる企画展。
鉄線の作品も、モビールも、彫刻も、どれも楽しげで、どの展示室に行っても、観ていて楽しかった。
その中にあったピカソの雄牛の絵も、とてもおもしろかった。ステップを追ってみることで、自分が文章を書く時の構築の仕方を、頭の中で、改めて整理することができた。
最後のほうにあった、カルダーの『ダンサー』という彫刻もやっぱり楽しそうだったな。
いつもはジャコメッティ(弟)の作品が掛けられている階段の間に、カルダーの作品が吊るされていた。
帰る時には37度になっていた。

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川村明子

文筆家
1998年3月渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリにて料理・製菓コースを修了。
朝の光とマルシェ、日々の街歩きに日曜のジョギングetc、日常生活の一場面を切り取り、食と暮らしをテーマに執筆活動を行う。近著は『日曜日はプーレ・ロティ』(CCCメディアハウス刊)。


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