Editor's Blog

下着は、女の物語。

こんにちは、編集KIMです。

最近、下着が気になります。
もちろんいままでもずっと気になってきたし、もっと若い時分は、美しいレースやセクシーなフォルムのものに興味津々でした。この年齢になって(ちなみにアラフィフ)、もちろん着心地優先で選ぶ時もあるし、素肌に優しい上質素材、という条件で選ぶことも。この20年で体重としては3キロ強増えましたが、体重問題よりも、カラダ全体の丸み、たるみ、など「体形」が変わったので、若いころの下着のフォルムには、現在のカラダは心地よく収まりません…‥。

そしてデザイン的には、シンプルなものに惹かれるようになりました。そんな時、トリンプが作っているS by sloggiが気になりました。

なぜか。
実はフィガロで作家の金原ひとみさんに何度か原稿をご執筆いただいたことがあります。パリ在住時代を経て、日本に帰国され、少し前ですが、伊勢丹で田中シェンさんとトークショーを行われたのです。その時に手に入れたのが、下の写真のカタログ。

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シンプルなカタチと、大人っぽい光沢感。どことなくスポーティブなデザインがまた素敵。ワイヤータイプとノンワイヤータイプ両方あります。

このブックレットカタログの素晴らしいのは、金原さんの掌編小説が掲載されていること。ランジェリーをテーマに書かれているのですが、女の性(さが)がまっすぐにかつ意味深に描かれていて、本当におもしろい読み物です。
金原さんご本人も細見で、女性として艶をたたえながらパンクなイメージのある「一筋縄ではいかなそうな魅惑の女」なのですが、そんな女性の手で書かれたこの文章もぜひみなさんに読んでいただきたいです!
これを読むと、下着にも女の物語がリンクしてくるなあ、と感じます。女の成長や、恋の記憶……といった個人史的な物語です。

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チラ見せします。結末もオモシロイ! 主人公の感じ方の推移がとても響きます。

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モデルは田中シェンさん。可愛らしさと色香と個性。いまの女の子たちが、欲しがっている形容詞ですよね。

ブラ&ショーツのセットアップだけでなく、ブラカップ付きのキャミソールもおすすめです。
フィガロジャポンの2月号(12月20日発売号)本誌でも、下着特集をしますのでお楽しみに。いよいよ平成が終わる2019年という新しい年に向けて、内側から心地よいおしゃれに着替えましょ。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン tel:0120-104256

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