秘密の喫茶店で薔薇のパフェ。
秋ですね。とめどない食欲を持て余している、編集TAOです。
基本的に食欲旺盛なので、撮影で残ったケータリングが編集部にあれば、
どんなに急を要する仕事があろうと、ひとりブッフェを開催してしまいます。
いろんなケータリングをいただく機会が多いなか、気になっていたのがネコメシさん。
野菜とフルーツがふんだんに使われた料理の美しい盛り付けに惚れ惚れ。
そんなネコメシさんが、ひっそりと喫茶店を営んでいると聞いて伺いました。
喫茶黒猫は、池尻大橋から少し歩いた三宿にあります。
花とフルーツとお酒を楽しめる、昼営業の喫茶店。
私が伺った時は土曜日のみの完全予約制だったのですが、
今月から月に数回ほど営業日を決めて開店されることになったそう。
ドアを開けると、ちょっとした異世界が目の前に広がりました。
一面ブルーの壁に、アジアンテイストのインテリアが映える店内。
カウンター6席のみですが、6名から貸切可能というのが嬉しい。
自分の好きなものしか提供していない、という店主。
白ワイン、赤ワイン、ロゼ、ビール、日本酒など、アルコールが豊富なので、
メニューにも肴にぴったりな軽食やスイーツが並びます。
私のお目当ては、「薔薇とすもものパフェ」¥1,200。
ガラスのうつわに閉じ込められた美しいグラデーションに、思わずため息。
香り高く濃厚な薔薇のジュレをすももの酸味が引き立てて、意外にも爽やかな味わい。
ひんやりアイスクリームと絡んで、口の中で上品にほどけていきます。
勢いあまってパフェから注文してしまいましたが、
おなかが空いていたので、「パテサンド」¥1,300もいただきました。
手切ミンチのボリュームあるパテに、
自家製発酵の生姜と粒マスタードが添えられたサンドウィッチは、
素材本来の味を楽しめるシンプルで潔い味付け。
日本酒と合うそうなのですが、確かに絶対合うと思うのですが、
お酒を嗜まない私は、ゴーイングマイウェイ。薔薇茶とともにいただきました。
うつわもすべて素敵だった喫茶黒猫。
旧友たちとのおしゃべりに夢中になり、どちらのうつわか聞くのを忘れたのが残念。
いま時期は、柿と生姜のパフェが登場しているそう。
そろそろ再訪して、うつわについても聞いてみようと思っている今日この頃です。
喫茶黒猫
東京都世田谷区池尻2-8-3 2F
https://kuroneko-gohan.amebaownd.com
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