Editor's Blog

京都、食いだおれ。

京都なのに、いきなり情緒のないタイトルですみません、編集MIです。
みなさん、京都といえば、まずなにを思い浮かべますか?なにをしたいと思いますか?
京都タワー、金閣寺、清水寺、鴨川、和食、祇園、町家……いろいろとキーワードはありますが、京都にはとにかくおいしいものがたくさんある!ということを、いまさらながら、しみじみ思い知らされています。

というのも先日、京都へ久しぶりに出かけてきたのですが……。昔、ひとりで京都の街中をがしがし歩き回り、寺社仏閣を巡っていた時期がありますが、ここ最近は、とにかく「あれを食べに行こう」「あのお菓子を買いに行こう」「あの喫茶店でナポリタンを食べよう」など、食べ物のことばかり考えていることに気がつきました。

そんな私に拍車をかけたのが、FIGARO.jpの連載「京都上ガル下ガル」執筆でおなじみの、小長谷奈都子さんでした。彼女は京都在住なので、おいしいお店を知り尽くしていて、いつもいろいろ教えてくれるのです。今回、彼女と打ち合わせもあり、現地で合流を約束。ちょうど、「京都上ガル下ガル」で紹介されていた蒸し寿司を食べようと心に決めていたので、彼女と会う前に、京の冬の名物をいただくべく、いづ重へと向かいました。

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八坂神社の目の前にある老舗で、店内も味わい深い。

オーダーは迷うことなく、定番の蒸し寿司を。たまたま京都に居合わせた友人も一緒だったのですが、彼女はエビが食べられないということで、アナゴ蒸し寿司を。

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写真には写ってませんが、蓋を開けた瞬間に立ち上る湯気が、なんとも趣深くて、うっとりします。そして美しい食材の並び……。

ほっこり身体の芯からあったまり、大満足。ちょうど節分時期だったこともあり、友人は恵方巻をお土産に購入していました。
そして、四条のほうへ向かおうとしたのですが、途中、鍵善良房の前を通り過ぎた瞬間、友人と目が合いました。入っちゃう? はい、颯爽と暖簾をくぐって店内へ。ZENCAFE へは何度か訪れたことがありますが、実はこちらは初めて。王道に、わらびもちをオーダー。

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こちらに黒蜜をかけていただきます。お、おいしい……

その後、友人は帰路につき、私は小長谷さんと合流。いつもフランソワへ行っていたのですが、こちらは実は訪れるのが初めての喫茶ソワレで待ち合わせ。青い館内はなんともノスタルジックでミステリアス。

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東郷青児の絵画。

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天井までも美しい。

ここではさすがにカフェオレのみで。
そして、晩ごはんは彼女の旦那様のお店、游美へ。一品一品丁寧に出される料理は本当に、心からおいしい……。おなかも心も大満足で、ひとまず京都1日目は終了。小長谷さんとは翌日の約束をして別れました。

そして翌朝。連日食べ過ぎていたため、朝食はスキップし、京都国立博物館で『斉白石』展を観てから、ランチは市川屋珈琲へ。お目当ては、名物のフルーツサンドだったのですが、お昼ごはんも食べていないし、両方食べたいな……と思っていたら、オムライスとフルーツサンドのセットが! こんなセットがあるなんて、さすが、お客さんの心をわかっていますね。迷わずセットをオーダー。

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オムライスのお米はバター風味で卵と会います。

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こちらが季節のフルーツを使ったフルーツサンド。冬はやっぱりイチゴ! それに、グレープフルーツがドッキング。甘さとほんのり酸っぱさのマリアージュ。

あ、こちら、一人で全部食べたわけではありませんよ。小長谷さんと待ち合わせて、二人でいただきました。
その後、ちょうど節分で豆まきをやってるよ、とのことで、二人で八坂神社へ。盛大な豆まきの光景に、大興奮。

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祇園の舞妓さんたちも参加。みなさんいろんな装束で見ているだけで楽しい! そして、すごい人人人!!!

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豆も購入。豆を買うと福引券がもらえるのですが、ハズレなしの大盤振る舞い。景品には自転車などもあったようです。私はジップロックでした(笑)。

その後、気になるお店をいくつか回っている間も、「あそこに美味しい●●が」「ここは寄らなくて大丈夫?」と語りかけてくる小長谷さん。誘惑を振り切るのが大変です。そしてまんまとのせられて、彼女と別れたあとに、パフェをいただきに寄ったのがこちら。

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SUGiTORAのラムレーズンとイチゴのパフェ。ジェラート屋さんなだけあって、アイスがおいしい! するするといけちゃいます。アルコールが入っているので大人の味なのもうれしい。

スギトラは、もともと果実店だったのですが、2017年にジェラート屋さんとして生まれ変わったそう。ジェラート以外にも、パフェやワインを楽しめます。小長谷さんに、「スギトラのパフェがおいしいよ」と言われ、新幹線の時間が迫る中、ぎりぎり入店、ちょうどお客さんも引いてタイミングよく入れました。芸術的なパフェで、京都の〆。

と思いきや……

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素敵な包みの鯖寿司。

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ボリュームたっぷりです。これはハーフサイズ。一本は12切れあるのです。

帰りの新幹線でいただく晩ごはん用に、末廣の鯖寿司をちゃっかりテイクアウト。肉厚の鯖が贅沢です。幸せ気分で帰路に着き……

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趣のある包みを開けると……

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おはぎです。

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うつわに載せて、いただきます。

祇園ので、こちらもちゃっかりお持ち帰り。和三盆でコトコト炊いた、優しく愛らしい味わい。こちらは6個入りで¥1,620。友人にもおすそ分けしました。帰宅後もほっこりと京都の余韻に浸りながら、本当に食い倒れたな、としみじみした夜でした。

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