Editor's Blog

倉庫&ライブハウスで出合う、オフシアター歌舞伎。

久々に、舞台を観に行きました。絶賛上演中の「オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』」です。
中村獅童さんを主人公に、さらに荒川良々さんが初歌舞伎とあって、これは絶対観たい! と勢い勇んで行ってきました。

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演出は赤堀雅秋さん、写真のイメージビジュアルの撮影は、NYで活躍する新進気鋭の写真家・小浪次郎さん。

劇場は天王洲の倉庫。中村獅童さんのアンダーグラウンドな場所でやりたいという気持ちからこの天王洲の倉庫と、期間中の後半には新宿・歌舞伎町のライブハウスが選ばれたそうです。

倉庫の会場に入ると、広々とした空間を四角く切った舞台には、プロジェクションマッピングの幕が。なんだかいろいろな意味で異次元にやってきたぞ……と期待が高まります。

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薄い布で覆われた舞台、プロジェクションマッピングではネオンの夜景や文字などがうごめいているようです。

舞台は全方位に客席が設けてあり、役者との距離が近いのも印象的。大衆的なもの、ストリートな歌舞伎をという言葉が体感として伝わってきます。
原作は300年前の実話。お金に困って殺しに手を染めた若者と、その周囲の人々の物語です。
歌舞伎といえど、言葉は現代語、ただし音楽は義太夫でずしりとお腹に響く、歌舞伎ならではの演出もたっぷりとあり、私のような歌舞伎初心者も十分に楽しめました。
そして、全方位に客席があるからこそ座る席それぞれに面白味があり、舞台後方の席では特に、女形の後ろ姿の美しさが心根のところまでしっかりと伝わってきて、舞台の魅力を存分に味わいました。

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中村獅童さん演ずる河内屋与兵衛。愛嬌があるときもあれば、ネチネチとした怖さを隠し持っている、なんだか最後は哀れな気持ちで与兵衛を見守ってしまいます。

殺人など大掛かりな場面だけでなく、どのシーンでもそこにひとつの町があり、ひとりひとりの生活や背景までもが見えてくる、恐ろしい話なのに、見終わった後には、どこか温かい気持ちも宿る不思議な歌舞伎でした。公演は5月いっぱい続きます、アンダーグラウンドな歌舞伎へ、チャンスを見つけてぜひ、おすすめです。

オフシアター歌舞伎
女殺油地獄

 

期間:~2019年5月17日(金)
場所:天王洲・寺田倉庫G1-5F 
   東京都品川区東品川2-6-4 寺田倉庫G1ビル5階

期間:2019年5月22日(水)~29日(水)
場所:歌舞伎町・新宿FACE
   東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7階

 

●公式サイト

www.shochiku.co.jp/engeki/offtheater/

 

●問い合わせ先:
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00-18:00) 

 

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