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スパイラルで開催中の、石本藤雄展が愛しくて。

こんにちは、編集MIです。現在、青山のスパイラルで開催中の『石本藤雄展-マリメッコの花から陶の実へ-』。先日、オープニングへ参加させてもらったのですが、また素敵な世界が広がっていました。

190626-1_21A2361.jpgお花や果実の愛らしいレリーフ。

この展覧会は国内を3カ所巡回していて、第一回目の松山での展示にもお邪魔させていただいたのですが(2回目は京都・細見美術館にて)、いよいよここ、スパイラルで最終。可愛い世界観と詫びさびの心がそれぞれに展開されていて、また見ごたえのある空間となっていました。

190626-2_21A2283.jpgこんなふうに飾れる壁がおうちにあったなら!『オオイヌノフグリ』。

190626-3_21A2325.jpg天井から差し込む光によって異なる表情を描く空間。『冬瓜』や茶碗『雪解け』などが並ぶ。

190626-4_21A2459.jpgマリメッコのファブリックが筒状に吊るされて、マリメッコの小さな森が出現。

190626-5_21A2243.jpg隣接するカフェでは、期間中、カフェ・アアルトのメニューを展開し、装飾も石本ワールドに彩られています。こちらの『Onni(オンニ/幸せ)』『Kukkaketo(クッカケト/花畑)』のファブリックは、マリメッコでも販売。マグカップなどのグッズも販売されています。
以上、撮影:大谷 宗平(ナカサアンドパートナーズ)

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会場へ入ると、両サイドに可愛いお花や果実のレリーフが並び、ほくほくした気持ちで奥へ進むと、光の差し込む空間に『冬瓜』が並び、詫びさびの世界が展開されています。

190626-6_IMG_0318.jpg「江戸時代の有名な絵で、こういう場所で夫婦で夕涼みしているものがあるんです」と『冬瓜』の展示の前で作品解説をしてくださった、石本さん。

190626-7_IMG_0321.jpgごろんと配置された姿に和む、『冬瓜』たち。

190626-8_IMG_0324.jpg『冬瓜』の向かい側には、茶碗『雪解け』や『山』が。その背景にはマリメッコのファブリック。

石本さんの作品づくりには琳派の影響があるそうです。作品の柄の組み合わせの話になった際、『大学を出てコマーシャルの仕事をしていた時に、着物の仕事をしていたことがあります。柄の組み合わせは着物を着るようなもの。着物感覚ですね。これもやはり、琳派の影響』と。ちなみに『冬瓜』の形については、鈴木其一の絵に登場するアヒルの姿に影響を受けているそうです。やはりこれも琳派。

190626-9_IMG_0335.jpg石本さんの故郷愛媛の手すき和紙「SHU-SOU」を使ったシルクスクリーン『Suiden(水田)』も限定販売。

展示以外にもグッズやカフェ、ネイルアート提案やマリメッコでのイベントなど、石本藤雄ワールドに浸れるこの機会。会期は6月30日まで。表参道を訪れた際は、スパイラルへ立ち寄ってみてください。

『石本藤雄展-マリメッコの花から陶の実へ-』
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23)
会期:開催中~6月30日(日)
開)11時~20時
会期中無休
入場無料
tel:03-3498-1171
www.fujiwo-ishimoto.com
※7月7日(日)まで、マリメッコ表参道店でイベント開催中。マリメッコ2019年プレフォール・コレクションから石本さんデザインの新作を先行予約、石本さんデザインのファブリックやはぎれの販売も!

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