久しぶりに連ドラにはまっている。

　パリの友人が、カフェ「アー・ペー・セー」が、パレ・ロワイヤルのアーケードにできたと教えてくれた。期間限定で来年の一月末までらしいけど、写真をみると、スタイリッシュな空間にチェック柄のカップなど、ブランドイメージを反映している。

　いまの季節、パレ・ロワイヤルの庭園の楡の木立も、秋の色に染まっているだろうし、カフェからの眺めもいいにちがいない。

　庭園の入口近くのアンドレ・マルロー広場には、新しく「カフェ キツネ」もオープンして、カフェだけでなく食事もできるそう。深夜まで開いているというだけでも、あの辺りでは貴重なアドレスに。

　一世を風靡したセレクトショップ「コレット」がクローズした跡には「サンローラン」が入り、その中に「サンローラン リヴ・ドロワット」もできていて、ブランドイメージをベースにしたカフェやギャラリーの空間は、いまではごく自然なスタイルになってきている。

　「コレット」の元スタッフたちが開いたカンボン通りのセレクトショップ「ヌー（Nous）」も、最新ブランドやアートな雑誌、自然化粧品などが充実して、「コレット」のスタイルを引き継いで賑わっているようだ。

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　「ルーヴル美術館のダ・ヴィンチ展のチケット、取ってあげようか？」

　パリから来日した「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のヴィクトワール・ドゥ・タイヤックが、そう提案してくれたので、即答で「お願い！」と言ってしまった。はたして、来年の2月24日までの『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』の期間中に渡仏できるかどうか分からないのだけど。没500年の史上最大の展覧会というので、世界中から人々が押し寄せてきているそうだ。

　ルーヴル美術館とのコラボで、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」はピラミッド下の美術館入口に、ポップアップの店舗を出していて、フラゴナールなどの美術品の香りをクリエイトしたものを売っている。

 

 

 

 

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オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(@officine_universelle_bulyjapan)がシェアした投稿 - 2019年11月月12日午前1時59分PST

ヴィクトワールの店の前は、連日大変な混雑だという。

　グランパレでも、精神性の高い画風の『エル・グレコ』大回顧展をやっているし、ルイ・ヴィトン財団美術館では、20世紀を代表する女性建築家、シャルロット・ペリアンの本格的な回顧展も始まっている。

　これだけでもパリに行く価値ありだけど、いまのところまだどうしようか、と思案中。

　「日程決めたら、教えてね」

　ヴィクトワールと姉のソフィー・ドゥ・タイヤック姉妹と、代官山の蕎麦店「夕星」で、フォアグラのテリーヌや、きのこやトリュフ入りの十割手打ちのみぞれ蕎麦を食べながら、パリ話に花が咲いた。この店はフレンチの名店「レ・ザンファン・ギャテ」が経営しているので、名品のテリーヌにも舌鼓を打つ。蕎麦との相性も絶妙だった。

　帰宅すると大急ぎでテレビをつけて、「グラン・メゾン東京」を観る。富永愛がアライアを着て現れると、その迫力は現実離れがして圧倒的。レストランの世界の星取り裏話だけど、キムタク、鈴木京香だけでなく、若手の寛一郎など脇役陣も面白い。

ところで、2011年の東日本大震災を、ジェーン・バーキンやシャルロット・ゲンズブールと支援している私たちのソシャール活動「アマプロジェクト」も今年で8年目。
　最近新製品を出したこともあり、ソフィー・ドゥ・タイヤックのプロデュースで、来年1月18日から3月2日まで、逗子の森戸海岸に近々オープンするビーチハウス「パルモ」で、サプライズ・ポップアップを開くことに。18日15時からはティーパーティをしながら、ジェーンやシャルロット、ルー、ジェーン一家の描いたイラストのTシャツや、トートバッグ、被災地の女性たちが編んだブレスレットの販売をすることに。

　近くには世界一小さい映画館「シネマアミーゴ」もあるし、ブランチをしながら映画を観ることも。