ファッションの記事見てやってください〜。※ フィガロじゃないですけど

その昔、
アタッシェドプレス・オフィスの「○○○ INC」を率いてる○尾さんに、
「アンタさー、ファッションの仕事してんだからさー、もうちょっとおしゃれしなよっ」
と、怒られた経験を持つファッションライターです。

「え〜〜 !?? まーー、そ〜〜だねーー……（やる気なし）」
みたいなやり取りした記憶があるんですけど。

あの頃、この人に付けられたあだ名が、
「スナイパー（狙撃手）」。

毎日の服装が、
黒のピタTシャツで、黒のミリタリージャケットを羽織り、黒のニットキャップを目深に被り、薄色のサングラスを掛け、色落ちしたブルーデニムに黒のゴツいブーツでしたからね。
ビルの屋上で寝転んで、スコープをカチャカチャいじって道を歩くターゲットを狙ってる男にしか見えません。
言い得て妙な、納得のあだ名でしたわ。
（その後最近まで、○尾さんと某三浦王子には「スナイパー」と呼ばれ続けてました）

そんな狙撃手もいまや、銃をカメラに持ち替えて、ファッションのルポ取材などをやっております。
んで、
追っかけてたドキュメンタリー記事の完成お知らせでございます。

ここの「フィガロ.jp」じゃありませんけど。
同じ出版社が運営してる、メンズな「Pen」のウェブサイトですけど。

サイトアドレス　↓
www.pen-online.jp/feature/fashion/auralee-shop

「オーラリー（AULALEE）」という、大好きブランドの初路面店づくりです。
内容はかなりマニアックなもの（建築の話とかも）。
レディス服は掲載してませんが、ご興味ある方はチラ見でもしていただけるとホントに、マジで嬉しいです。

なにせこの仕事、最初から最後まで、たった一人でやってますし。
Pen編集部の人、ノータッチですし。
企画自体、私の持ち込みネタですし。
CMS（ウェブサイトの管理ページ）での写真、テキストの流し込みも、自分でやってますし。

関係者向け記述の、 「スタッフクレジット」 が、
「撮影・文・構成：高橋一史」
だけという。
ファッション記事は、フォトグラファー、スタイリスト、モデル、ヘアメーク、ライター、編集者といった名前がずらずら並ぶ分業制が普通なんです。

今回の仕事はそーですね、ブッフェに例えましょうか。

並んだ料理を取り、テーブルに運んで食べる広いフロアの店。
料理人がいて、フロアスタッフがいて、ほかにも大勢いるのが通常。
私の場合は、料理を自ら厨房でつくり（その前に食材の買い出しにも行っておき）、大皿に入れて店に並べ、その前に立って自分の小皿に取り、椅子に座って食べてはみるものの、「イマイチだな」、と立ち上がり、厨房に戻って料理し直し、洗った大皿に再び料理を盛る、を繰り返すようなもの。
そして、その店には私以外誰もいない。
「お客様に出せる味になった」、と思った時点で、ようやく店のドアを開けて客入れを開始。
（例えが分かりにくいなぁー）

セルフサービスもいいとこですよ。
準備した1,000枚近い写真をパソコンで眺めながら、「いい写真ねーな」、とブツブツ文句言ってましたから（撮ってるのは自分）。

記事作成の途中経過の画面でも、特別にお見せしましょうかね。

ほら！
「撮影・文・構成：高橋一史」ってなってるでしょ?

え、
そんなことどーでもいいって？
上の大きな文字のほうが気になる？？

ほんとに、最後までタイトルまったく考えられなくて。
素直に、「思いつかない」、と書きましたよ。
ついでにちょっとキラキラネームにしてみただけですよっ。

一日でマトモなタイトルに書き直しました。
Pen編集部の誰かが見て、
「人の会社のCMSで遊んでるアホな部外者がいるぞ」
、と思ったかもしれませんが、たぶん平気ですし（うん、たぶん）。
仕事はやっぱりね、コンサバを全力否定してヘンなことやらないとね、頭どんどん固くなるしね、なんてもっともらしいことを口走ってみる。

© Kazushi Takahashi
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