おいしい料理求めて、まりモグがゆく。

福岡特集番外編!地元食材を堪能できる店。

発売中の「フィガロ的コーディネートBook」はお手に取っていただけましたか? 綴じ込み付録では、いまイチオシのデスティネーションとして「センスのいい福岡」を特集しています。
もともと海の幸だったり野菜だったり、食材に恵まれている土地だけあり、おいしい飲食店が山のようにあります。結果、誌面ではすべて紹介できず……。今回、番外編としてフィガロで掲載しきれなかったお店をレポートします。

オフィス街、赤坂(港区赤坂ではないほう!)から徒歩数分の場所にある「ナカラボ」。実はここ、特集で掲載しているイタリアン「なかがわ」の姉妹店。なかがわ同様、福岡近郊の食材をふんだんに活用しています。

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完全オープンキッチンで、厨房を囲うようにしてコの字形のカウンターが並びます。ライブ感満点なので、ひとりでもさみしくありません。計7皿の「NAKALABOコース」¥8,640をセレクトしました。
最初のひと皿から、甘味たっぷりの玉ネギが登場したり、コンテがかかったシューが出たり。辛口のフランチャコルタがぴったり。グリーンピースの冷菜も豆豆しい味がして、農場の風景がよぎります。イクラの塩気がアクセント!

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この日のヒットがフグのフリット。衣も軽くて、フグの身もふんわり柔らか。メインの「宮崎県産きなこ豚」は、なかがわでも提供しているという食材。もっちりジューシーなのに、油っぽくない! 肉厚ですが、ペロリでした。

魚や肉もさすがのおいしさですが、時にメイン、時に脇役な野菜がコースを通して輝いていました。福岡の内陸部、朝倉の野菜など、スタッフの出身地の食材を積極的に使っているそう。訪れたのは3月上旬。東京ではレアな野菜も多数あるので、季節を変えてまた訪問しなければ……とひそかに誓いました。

今日の明瞭会計
→ワイン1杯、サービス料込で1万円ほど。お腹いっぱい食べてこのお値段はお得!

ナカラボ@福岡・赤坂
福岡県福岡市赤坂1-11-1 プロスパー赤坂1F
tel:092-715-6601
営)12時~13時30分L.O.、18時~22時L.O.(月、木~日)18時~22時L.O.(水)
休)火 
www.naka-japan.com/nakalabo

まりモグ

幼少期から北京を拠点にアジア、欧米、太平洋の島々などを旅し、モンゴルの羊鍋からフランスのエスカルゴまで、さまざまな現地の料理を食べ歩く。特に香港は、多い時で年4回のペースで通うほどの“香港迷”。食べ過ぎ飲みすぎがたたり、28歳で逆流性胃腸炎を発症。ワイン好きが高じて、2021年にJ.S.A.認定ワインエキスパートを取得。

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