晩夏の箱根二人旅ー箱根湯本でぶらぶら蕎麦
香港に暮らして13年目になる今年は、久しぶりに日本に何度も行く機会がありました。
夏の終わりには1週間、人に貸していた日本の自宅を片付けに行くという野暮用があり、私一人で行くつもりだったのが、イギリスから香港に戻っていた長男が「掃除手伝うから、日本の美味しいもの食べさせて」といって、一緒に来て手伝ってくれることになりました。
19歳男子がよくぞここまで、というぐらい頑張ってくれたご褒美も兼ねて、箱根に二人で1泊旅行に出かけたのです。
私の三人の子どもは、娘一人と息子二人という構成なので、何となく娘とはよく二人で出かけるけれども、息子達の場合は二人は常にペアになっていて、ある程度大きくなってからは、どちらか一人とだけ出かけるってことがもう何年もなかったのです。
そんなわけで、何だか新鮮な二人旅。行く先は仕事の関係もありまして、うかがうことになっていた「ひらまつ仙石原」。部屋に温泉が付いている優雅なオーベルジュということでとても楽しみです。
箱根と言えば、やはり新宿からロマンスカーですよね!
小田急線沿線育ちなので、ロマンスカーには特別な愛着があって。子どもの頃、家族で箱根に行ったときに、憧れの一番前の席でプリンを食べたことをずっと覚えていて(というか、他のことは覚えていないのに、そのプリンのことだけ覚えているという。子どもってそんなもんですよね、笑)。
ロマンスカーでまたプリンを食べるんだ、と張り切っていたのに。なんと車内販売のメニューにプリンがないじゃないですか! がっかり。次回は自分でプリンを買って持ちこみます、笑。
そんなわけで到着した、箱根湯本駅。ホテルからのお迎えの車がくるまで少し時間があるので、散歩がてらランチにはお蕎麦を食べることにしていました。
駅周辺のお土産屋さんには、わさびやカマボコ関連のものがたくさん。夫の好きなわさび製品をいろいろ買っておきました。
滅多に日本国内を旅行する機会がないですから、もう何もかもが新鮮で。ああ、こう言うの、よくお土産でもらったのでしょうか、家にあったなあと懐かしく。
落ち着いた可愛らしい街並みに、こんな干物もいます。
寄木細工も有名ですから、銀行の外観もこんな風に!
しばらく歩くと、こんな風景が。小川のせせらぎに癒やされます。
お目当てのそば屋さんに到着。渋い!
2階に通されると、川に面したこんなカウンター席も!素敵。
香港ではとにかくラーメンの人気が高くてラーメン屋さんだらけですけど、蕎麦屋さんはないので、香港ではいつも蕎麦に飢えています。なので感涙もの。
こちらは息子が食べた天ぷら蕎麦。
私はこちらの山かけ蕎麦。つるつるっとたちまち完食。
大満足のまま、しばらく散策を続けることにしました。
ぶらぶらしていると、こんな風景も。自然ってすごい。あら?遠くに見えるのは。
こんな鳥が水遊びをしていました。
こんな滝もありました。今も写真を見ていると、水の流れる音が聞こえてくるような気がします。
香港の情勢が不安定なので、平和祈願でもしようと神社へ。箱根温泉発祥の地にある熊野神社へ向かいました。こんな石段をさんざん登るのかしらと覚悟をしていたら。
いきなり神社がありました。思ったよりもこぢんまりとしています。
祈願を終えて歩いていたら、こんな暢気な方をお見かけしました。
気持ちよさそうに熟睡してます。
ほのぼのしているけれども、歴史も感じさせてくれる、静かで平和な空間でした。
かと思えば、こんな方にも遭遇しましたね(笑)。
着いたばかりなのに、もうすでに心の洗濯され始めています。旅ってやっぱりいいですね。
この後はホテルの方にピックアップしていただき、チェックインの前に、箱根名物の寄木細工工房に立ち寄ることに。次回をお楽しみに!
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