池之端の隠れ家フレンチ。

こんにちは、谷根千子こと編集KIMです。
近所のいい店では、谷根千子と名乗っていますが、場所的には拡大解釈して上野あたりまでを近所と勝手に定義づけています。今日は、不忍池に面した大通りから路地裏に入った、隠れ家フレンチレストラン、コーダリーをご紹介。

上野駅から徒歩12分。不忍の池のまわりでもゆっくりお散歩しながらぜひ。ランチもやっているので、時季が合えば、こんな蓮の花も見られますよ！

こちらのお料理は味はもちろんおいしいのですが、目にも色彩豊かで美しいことが素晴らしい。私が訪れたのは、初夏でしたが、色鮮やかなお野菜のオンパレードでした。

アミューズ。プレゼンテーションもユニークでしょ。ラビオリは生地まで野菜を練り込んで凝っています。

トマトのファルシ。ジュレもおいしかったです。

お肉も秀逸だけれど、どの皿にも葉物野菜があるのが野菜好きにはうれしい。エノキとレンコンの付け合わせも和みます。

リースリング好きなのでリクエストしました。

豚肉の焼き具合もばっちり。

口直しの一皿も完璧です。

メインあたりでもうお腹いっぱいになるくらい、エレガントなルックスだけどボリューミイなのが特徴。そして、ホールとシェフのやりとりが、なんだかクスっと笑えるのです。料理が出てくる場所の近くの席だったのですが、こんなに上品なお料理を創るシェフなのに、言葉がべらんめえ調。
そしてデザート～小菓子へと向かいます。

甘すぎないデザートが好きな人にはうれしい味わい。酒飲みにも合う味付けの甘さです。お豆に見立て、さやに並べられたマカロンの下に敷かれたショコラ色のフレークも食べられます。

このプリフィクスコースで￥5,100(税別)！　ワインはもちろん別会計ですが。
こちらはソムリエの近藤啓介さんがオーナーです。ワインの保存状態がよいので、たくさん飲んでも酔わないのです。コーダリーという店名は、ワインの余韻caudalieから。本当にパフォーマンスがいい、こじゃれたレストランです。