どんより気分の心には、虹と猫を。
気がつけば12月になっていました。
もう、11月ごろから師走のスピード感、出てますよね。この時空のゆがみ、年々始まりが早くなってるような。
近頃のプロヴァンスは、天気がぼやぼやとしています。年間300日は晴れと言われているのに、雨や曇りが多くて、残りの65日がまとまってきてしまった感じです。
もやっとするのは天気のせいだけではなくて、マルセイユでは、老朽化した建物が崩壊し、何人もの方が犠牲になり、はたまたフランス全土で黄色のチョッキデモが続いていたりして、何かと心がざわつく日々を過ごしています。
そんな中、気持ちがぱっと明るくなる出来事があったのですが、それが、こちら。
大嵐の後どーんと姿を現した、iphoneのカメラでもばっちり撮れるほどの立派な虹。思えばフランスに来てから、こんなに大きな虹を見たのは初めてです。(年間300日晴れてるし。)
もう一つの嬉しい出来事は、この子との出会い。
近所の家の窓からはみ出ていた、白猫。窓の柵の隙間は十分開いていて、簡単に外に出られるのに、絶対出ない、まるで囚われの白猫です。こんなに真っ白の子は珍しいので、いつか飼い主と出会うことがあれば、この子について詳しく聞いてみたいものです。
どんより気分の時には、虹と猫、探してみてくださいね。虹は空に、猫は路地や人んちの窓に多く見られます。
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