ドレスコードは、サムシングホワイト 「BONJOUR FRANCE」のソワレ。
デコラトリスの多賀谷洋子です。
桜を愉しんでいらっしゃいますか。
昨日は、新元号の発表があり、なんだかそわそわした一日でしたね。
さて、春になり、発表会やレセプションが続きます。
スタイリング監修をしている高島屋新宿店のリビングフロアーのチルウイッチも、春色の展開が開始しました。
さて、3年前に、伊勢丹「フランスウイーク」のスタイリングの仕事をさせて頂いた、「BONJOUR FRANCE」のシーズンが、今年もやってきました。
2016年、伊勢丹フランス展でのスタイリング記事は→ https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/bonjour-france-2016.html
ところで、「BONJOUR FRANCE」をご存知ですか。
フランス大使館、フランス商工会議所が後援となり、フランスの食やファッション、文化、ライフスタイルなどを通し、様々な角度から魅力を体感するというイベントで、今年は東京や大阪、京都、神戸の4都市で開催されます。
具体的には、レストラン等でのガストロノミーイベントや、マネの絵画「草上の昼食」をイメージしたフランス大使館でのピクニック等イベントの他、今年も日本初上陸ブランドが多数、伊勢丹にお目見えします。
ご興味ある方は、こちらチェック→ http://tricolorparis.com/sortir/event-japon/bonjour-france-2019/
https://bonjourfranceccifj.com/ja/
イベントは4月9日から5月19日までですが、初日に開催されるソワレにお招きいただきました。
今年のテーマは「MERCI]
五周年の節目を迎えた今年は、世界に貢献し、その技を維持継承してているフランスのクリエーターやアルチザンに、改めて感謝するのだそう。
会場インスタレーションにも期待が高まります。
日時はあらかじめ把握しているので、大切なドレスコートをチェック。
「白を身に着けたカジュアルスマート」とあるではありませんか。
早速、クローゼットを見渡しましたが、ピンとくる白いものが特に見当たりません。
春物はまだそれほど購入していない為、何か新しいドレスを買いたいところですが、気に入ったものが見つからなかった場合も十分にあるため、ある程度の何か白いものをリストアップしておかなくては。
目線を変えて、ジュエリーを探すことにします。
真珠や白蝶貝、オパルセントガラスなどの指輪やネックレスを出しながら、
「そうだわ、時計!」
思い出しました、フレッドの時計を。
パーティは平服ですし、こちらを身に着けたらどうでしょうか?
思い返すと、10年ほど前の冬、
さりげなく高級感があり、かつユニセックス、でもエレガント。
そんな条件を満たしてくれる時計ハントに、ヴァンドーム広場に向かいました。
そして、ショーウインドウで目に留まったのは、ダイヤの量がこちらの半分、両脇だけのもので、バジェットも理想的でした。
しかし、店内でシャンパーニュを頂きながら、多くの商品に囲まれ、担当の方と話すこと一時間、
結局は、その倍以上のものを手にしてブティックを後にすることになったのです。
コスメとジュエリーには、「惜しまない」「ケチらない」主義な私。
少し無理をしても、10年、20年先には、きっと微笑む日が来ると信じているからです。
くるっとダイヤ一周分の時計購入により、さすがに自制心が働き、その冬のパリでのバック等のその他の大物ショッピングは大幅に控えることとなったほどですが、やはり大正解!
カジュアルなものと合わせるとランクアップし、ドレッシーなものとは抜け感が出て、というように、とても汎用性高く気にっています。
身に着けていると、ハイジュエラーのエグゼクティブや宝石ディーラーの方などプロフェショナルの方にも目に留まるのか、必ず話題にして頂けるというところも、社交大好きな私には嬉しいカンバセーションピースで、春夏に欠かせないアイテムとなったのです。
にもかかわらず、寒い冬籠りの間、ファッションの思考回路も冬眠してたようで、うっかり存在すら忘れていたこの時計。
魅惑的なイベントのおかげで思い出すことが出来ました。
この春は、皆様も、新しいフランスのart de vivreとの出会いがありますように。
ARCHIVE
MONTHLY