「クリストフル」×シャンパーニュ「ポメリー」のコーディネート
台風の影響で、はっきりしないお天気が続きます。いかがお過ごしでしょうか。
何度かイベントをコーディネートさせて頂いている、
フランスのシルバーウエアブランド「クリストフル」
8月に、青山本店ブティックにて、新商品「MOOD PARTY」のお披露目のイベントをコーディネートし、少しブログでご紹介しました。
その際の記事は ↓
https://madamefigaro.jp/blog/yoko-tagaya/mood-party.html
スタイリングは、クリストフルの最新アイテムだけでは飽き足らず、私物の愛用品なども持ち込み、フラワー資材も合わせると相変わらずの大荷物となりました。
カジュアルでも難なくクラス感のあるおもてなしの雰囲気が演出できるクリストフル。やはり、シルバーの輝き効果は偉大ですね。
さて、今回は、お召し上がりいただいたフロマージュを少しご紹介します。
当日の飲み物は、アイスティと紅茶をご用意。マリアージュに合わせて、オリジナルでブレンドした茶葉です。
デリケートなフロマージュに合わせるお茶となると、市販のものでは満足いくものがなかなか見つからず、試行錯誤してブレンドしてみましたが、予想以上にとても好評で安心しました!
チーズはというと、まずは、10年近く愛用している「ヴェルティゴ」キャビアサービスに、ギリシアの国民的チーズ「フェタ」を。
ギリシア風サラダをアレンジし、ショットグラスでヴェリーヌ仕立てにしました。
トマトが入り、一見、イタリアのカプレーゼ?のようですが、ハーブは、バジルではなくミントを使います。
仕上げは、もちろんエクストラヴァージンオリーブオイルをかけて。
現地では、こちらにタコとオリーブを入れますので、是非、ご家庭でもお試しを!
今回は、クリストフルジャパン社長のフレデリックさんの、南仏ヴァカンスお土産のコンフィチュールも、マリアージュのお仲間入り。
アンティーブのマルシェで見つけてきて下さったもので、おばあちゃんがたったお一人で手作りなさっているのだそう。
ちょうど、フレデリックさんはアンティーブ、私はテウル・シュル・メールと、同時期にコート・ダジュールに滞在して、私もご一緒したかったのですが、スケジュールが合わずに断念。
こんな素朴で、見るからに美味しそうな瓶を見ると、次回は、マルシェに絶対に行かねばと思わずにはいられません!
チーズを何種類かお召し上がりいただき最後はデゼール代わりに、グルマンの為のチーズ「ブリア・サヴァラン」を、ブリオッシュと共に。
このチーズの由来は、19世紀に実在した美食家「ブリア・サヴァラン」から。
元祖フランスの美食評論家、研究家のような存在で、「味覚の生理学(美味礼賛)」の著者であり、法律家の顔も持つ、当時のインテリジェントな食インフルエンサーです。
味わいは、白カビをまとっていますが、生クリームを添加しているため、その滑らかな食感とリッチな風味で、お菓子のように上品。イル・ド・フランスで作られていることもあり、パリのグルマンを虜にしている都会的なチーズです。
コンフィチュールやハチミツをたっぷりかけて頂くと、さらに美味しさが倍増!
ここで前半は終了、後半は一階のブティックに移動して頂き、シャンパーニュタイム。
ハード系と青かびを、アミューズのサイズでお召し上がりいただきます。
「コンテ 12カ月熟成」には、珍しいトマトとバジルのコンフィチュールを。
バジルの味がとても濃厚で、数週間前に過ごしたリビエラ海岸の、豊かな自然と美しい景色が頭を過りました。少しの滞在とはいえ、まるで望郷の念。再び、旅情を誘ってくれるお味なのです。
このように、イベントは続きました。
ご参加の皆様、お愉しみ頂けたでしょうか。
この日は、午前はスタッフの方向け、午後は二回と計三回のセミナー&イベントをさせて頂きましたが、
皆様にサポート頂きながら、滞りなく進行し、心より嬉しく思います!深謝。
クリストフルジャパン社長のフレデリック・ジェダ氏。PRの川島さんと。
スタッフの皆様も、大変お疲れ様でした。心よりお礼申し上げます。
★ご案内です。
以前、ブログでも少しご紹介しましたが、11月12日に、秋冬のテーブルデコ&フロマージュセミナー(有料)を開催します。
次回は、今年200周年のシャンパーニュメゾン「ポメリー」とのコラボレーションで、今最も旬なチーズのマリアージュをお愉しみ頂きます。
ポメリーといえば、お味もさることながら、印象的なのは、「ブリュット・ロワイヤル」の鮮やかなブルーのエチケット。
先日の天皇陛下の即位のセレモニーの際、キャサリン妃のロイヤルブルーのドレスが象徴するように、英国のシンボリックカラーである青は、高貴な色として尊重されています。ブリティッシュエアウエイズのヨーロッパ便を利用した時、ロイヤルブルーの機内インテリアやテーブルウエアに合わせて、ポメリーをサービスされた時は、そのカラーコーディネートの美しさに感動しました。
シャンパーニュはやはり五感が大切だと、思わせてくれた旅の思い出の一つです。
ポメリーは、現在のスタンダードな味わいである「辛口 brut」を、世界で初めてこの世に誕生させました。それにより、シャンパーニュが普及することになります。
又、クリストフルにおいては、創設者のシャルル・クリストフルがメッキ技術の特許を取得したことにより、それまで特権階級の受注生産のみに限られていた銀食器の生産が飛躍的に拡大しより多くの人に使われるようになりました。
フランスのart de vivreの流れを大きく変えた二つのブランドが、2019年の東京で、どのような出会いをするのか、どうぞご期待下さいませ!
セミナーでは、シャンパーニュの他、特別にブレンドするお茶、又、厳選食材などもご用意、秋冬フロマージュをパノラマティックに、且つ、五感でお愉しみいただきます。
ご試食は新作「MOOD PARTY」を初め、全てクリストフルのアイテムをご使用いただきますので、これからのおもてなしシーズンに向けて、ご関心のある方は、是非メールにてお問合せ下さい。 (イベント事務局 info@paristyle,jp)
美味しいだけでは終わらないグルマン講座、又レポートさせて頂きます!
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