「衣かつぎ」でお月見ワイン
月の季節となりました。日々忙殺されていると、日々の暮らしで月を眺めることからつい遠ざかってしまいますが、九月の十五夜は24日。休日の夜の家飲みを月見酒にしてみてはいかがでしょうか。
お月見は芋名月とも言われ、お月見団子、枝豆とともに里芋やさつまいもを供えます。伝統行事には四季を味わう料理がうれしいもの。今回は「衣かつぎ」レシピを紹介します。普通はごま塩をふったり、味噌を添えるところですが、ワインを飲むために少しだけアレンジしてみました。里芋の土の香りにほんのりとクミンやしょうがを効かせると、ワインのつまみらしくなります。月のエネルギーは自然派ワインと呼応するといわれています。地球のこと、自然のことを考えながらお酒を飲むことは、満月の夜にふさわしいように思います。
多くの天災に見舞われた今年。被災された方々には心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。お月見の夜には秋の恵みや収穫、お酒を無事にいただける幸せに深い感謝を。
衣かつぎ スパイス塩添え
<材料 2人分>
小さめの里芋 6個
おろししょうが、クミンシード(粒)適量
a 塩、花椒(粉末)各小さじ1/3
b 塩小さじ1/3 、クミンシード(粒)、クミンシード(粉)、粗挽き黒こしょう各少々
<作り方>
1. 里芋はよく洗い、硬い方の一部を切り落とし、座りが良くなるようにし、蒸し器ですっと竹串が通るまで蒸す。芋の上部1/3の皮をむく。
2 .里芋の上部におろししょうが、またはクミンシードをのせる。おろししょうがをのせたものには、aを混ぜ合わせたもの、クミンシードをのせたものにはbを混ぜわせたものを添える。
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