クリステン・スチュワートがダイアナ妃に変身!

Culture 2021.02.02

赤いコート、金髪ボブ、ベール付きの帽子…。今も愛されるダイアナ妃を演じ、エマ・コリンと競うこととなった30歳の女優クリステン・スチュワート。彼女が演じるダイアナ妃の初ショットが1月27日、映画『Spencer』(原題)の制作チームによって発表された。

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映画『Spencer』でダイアナ妃を演じるクリステン・スチュワート(パリ、2019年12月4日)photo : Abaca

Netflixの大人気ドラマ「ザ・クラウン」シーズン4のエマ・コリンの次に、ダイアナ妃に扮(ふん)するのはクリステン・スチュワート。30歳の女優は、パブロ・ララインが監督を務める伝記映画『Spencer』でダイアナ妃を演じる。今回の長編映画は、1990年のクリスマスの週末に焦点を当てる。王室の別邸であるサドリンガム・ハウスで、ダイアナ妃はチャールズ皇太子、ひいては英国国王と離婚するという確固たる決断を下した。

ダイアナ妃に瓜二つのクリステン・スチュワートの初ショットは、1月27日、映画の製作チームによって公開された。赤いシャネルのコートとボウタイ付きの黒いタートルネックを着たこの女優は、金髪ボブにベールのついた帽子を被り、窓に憂鬱な視線を投げかけている。

 

 

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ダイアナ妃の人生の「ターニングポイント」

「映画『Spencer』は、人生の重要なターニングポイントに置かれていたダイアナ妃をエモーショナルに想像し、その中に飛び込んでいく作品です」と、米雑誌「Variety」にクリステン・スチュワートは語った。「この映画では、スペンサーという旧姓から始まったダイアナ妃が、その姓が自分にとって何を意味するのかを思い出し、自分自身に戻ろうと必死に努力する姿を描いています」。スティーブン・ナイトが脚本を書いたこの映画の撮影は、ドイツとイギリスで行われる。

監督のパブロ・ララインは、クリステンを起用した自身の選択を称賛する。ハリウッド関連メディアの「Deadline」に対し、「クリステンは現在、業界で活躍する最高の女優の一人だよ。(中略)彼女は神秘的で非常に壊れやすいような雰囲気があるけれど、一方で驚くべき強さも兼ね備えている。それは私たちに必要なものだ。これらすべての要素が彼女を選ばせたんだ」と語った。確かに彼女の繊細さは映画『トワイライト 初恋』(2008年)の中でも際立っていた。

ケネディ元米国大統領夫人であるジャッキー・ケネディ、チリの詩人で政治家でもあったパブロ・ネルーダの2人の伝記作品のディレクターも務めたパブロは、「彼女が脚本を読んだときの反応と、キャラクターへの理解方法は素晴らしい。彼女は美しく、魅力的な姿を見せてくれるはずだろう」と付け加えた。

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2021年秋に公開予定

ダイアナ妃の物語は、すでに映画でもテレビでも何度となく発表されてきた。最後の伝記映画は2013年にさかのぼる。ナオミ・ワッツが主役を演じ、オリヴァー・ヒルシュビーゲルが監督を務めた。しかし公開時、映画に対するレビューは厳しかった。英紙「ガーディアン」は同映画を「自動車事故のような映画」と評し、英タブロイド紙「デイリー・ミラー」は「俳優ウェズリー・スナイプスが金髪のかつらを着ければ、もっと真実味があっただろう」と批判した。

長編映画『Spencer』はダイアナ妃の没後25周年を翌年に控えた、2021年秋に公開予定。

texte : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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