マーク・ジェイコブスのワクチン接種スタイル。

Culture 2021.04.06

3月24日、マーク・ジェイコブスが新型コロナウィルスの2度目のワクチン接種のためにシャツを脱いだ。この写真は、ある保健大臣を彷彿とさせる。

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マーク・ジェイコブス2020年春夏コレクション(ニューヨーク、2019年9月11日)photo : Abaca

マーク・ジェイコブスが、ミラーセルフィーで彼の秘密を撮影した。今回の目的は、彼のルックスや作品を披露することではない。57歳のアメリカ人デザイナーは、ニューヨークの病院で2度目の新型コロナウィルスワクチン接種を祝ったのだ。

投稿のハッシュタグの1つによれば、マーク・ジェイコブスは正式に「ファイザーチーム」(「#pfizercrew」)に加わわったようだ。この日、コムデギャルソンのピンクのスパンコールのショートパンツ、バレンシアガのシャツのボタンを外したスタイルを見せつけた。さらにリック・オウエンスの白の厚底ブーツとヒョウ柄のコートを合わせている。この装いは、医療従事者の仕事着とはかけ離れたものだ。

今回の写真は、2021年2月8日のワクチン接種で見事な上半身を披露し、図らずしもネットユーザーを喜ばせたフランスのオリビエ・ベラン保健相のスナップショットを彷彿とさせる。

 

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ワクチン接種を受けていてもスタイリッシュ

マーク・ジェイコブスは、3月初めに受けた1度目のワクチン接種でも、目を引くファッションで現れ、ミラーセルフィーでその瞬間を写真に納めた。フクシアピンクのパンツ、白黒の薄手のスカーフ...そしてファッションの目玉は? 高価な厚底靴で、今回は黒革だ。

アメリカ人デザイナーの独創性はハッシュタグでもあふれており、「nottodaymissrona」(編集部注:今日はだめだよ、ミス(コ)ロナ)、またホワイトハウスに対して健康危機に関する助言を行う米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ博士になぞらえて「feelinFauci」(編集部注:まるでファウチ)と付けた。そして、このデザイナーは最後のハッシュタグ「thankyouhealthcareWorkers(医療従事者にありがとう)」で医療スタッフたちに感謝することも忘れていない。

 

texte : Narjiss ESSAFI (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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