ハリー王子夫妻描くテレビ映画、予告編が批判の的に。

Culture 2021.06.27

涙を流すメーガン夫人、ベッドで飛び起きるハリー王子...現実の話ではない。サセックス王子夫妻をテーマに描かれたテレビ映画のワンシーンだ。6月23日に公開されたこのテレビ映画の予告編は、すでに失笑の的になっている。

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テレビ映画『Harry and Megan : Escaping the Palace』の予告編は、すでに嘲笑の的となっている。(ロンドン、2020年3月5日)  photo : Getty Images

「古臭い」「安っぽい」「くだらない」......テレビ映画『Harry and Megan : Escaping the Palace』の予告編には否定的な感想が続々と寄せられている。6月23日、アメリカのテレビチャンネル「Lifetime TV」は、メグジットを題材にしたテレビ映画の最初の予告編を公開。以来、批判が押し寄せている。

 

 

エリザベス女王の治世を描いたNetflixの大ヒットシリーズ「ザ・クラウン」同様、『Harry and Meghan: Escaping the Palace』は、ハリー王子と夫人がイギリス、そして英国王室を離れ米国に移住するに至った経緯を再現している。予告編では、このテレビ映画が、夫妻の最近の公の場での発言に大きくインスパイアされていることが見て取れる。

たとえば、3月に放送され、数々の事実が明かされた、オプラ・ウィンフリーによるインタビューもそのひとつ。舞台装置はもちろんのこと、黒いドレスに白い花をあしらったメーガン夫人の装いや、当時妊娠中だった夫人がお腹に手を当てたまま、ハリー王子と手を繋いでいた様子も忠実に再現されている。

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ドラマチックな展開

しかし、ネットユーザーが注目したのは、事実との類似性ではなく、再現されたシーンのドラマティックな演出だ。「Lifetimeに拍手。サセックス夫妻の深刻そうな様子を完璧に真似できてる! 滑稽な脚本、ドラマチックすぎる声色、ぎこちなくて嘘くさい表情。この伝記映画は傑作」ーー予告編の公開にはこんなコメントも寄せられている。また多くの人は「絶対に見ない」と投稿している。

予告編は、フィクションにふさわしいものとなっている。ハリー王子とメーガン夫人の“そっくりさん”によるドラマティックな再現シーンの後、「すべてのおとぎ話が完璧な結末を迎えるわけではない」というテロップが現れる。

俳優のジョーダン・ディーンがハリー王子、アメリカ人女優のシドニー・モートンがメーガン夫人として登場する。テレビ映画は、メーガン夫人とハリー王子を題材にしたシリーズの第3弾。放送日は、まだ発表されていない。

text : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)

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