スピルバーグとディズニーが描く、少女と巨人の交流。

Culture 2016.10.27

『 BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』

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導入部から廊下や時計や猫や人影を生かした怪異なサスペンスが効いて、原作者ロアルド・ダールとスピルバーグ監督が織り成す、ちょっとダークなファンタジー世界へ、わたしたちはひと息に連れ去られる。皆が寝静まった午前3時の児童養護施設、窓際から外を眺めてふとBFGと目が合い、巨人の国へ連れ去られる少女ソフィとともに。鋭い聴覚を持ち、「夢の捕獲」という役目を果たすべく活動するも、かなり臆病。そんなBFGとソフィが親友になる関係性は『E.T.』みたい。

『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
監督/スティーヴン・スピルバーグ
2016年、アメリカ映画 118分
配給/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中
www.disney.co.jp/movie/bfg.html

*「フィガロジャポン」2016年10月号より抜粋

 

réalisation : TAKASHI GOTO

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