浦井健治主演、イプセンの名作を日韓コラボレーションで。

Culture 2017.12.05

イマジネーション豊かに描く、自分探しの旅。
『ペール・ギュント』

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浦井健治(写真)のほか、趣里、ユン・ダギョン、マルシアらが出演。演出のヤン・ジョンウンは来年の平昌冬季オリンピックで開・閉会式の演出を手がける。

 さまざまなクリエイターたちの想像力をかき立ててきたイプセンの名作で、日本と韓国の演劇人のコラボレーションが実現する。演出を手がけるのは、韓国人として初めて英国バービカン・センターやシェイクスピア・グローブ座に招聘された経歴を持つ、気鋭のヤン・ジョンウン。彼が演出した韓国版の『ペール・ギュント』は、大韓民国演劇大賞に輝くなど高い評価を受けた。
 浦井健治の舞台を見た演出家が、浦井による本作をと望んだことから始まったプロジェクト。昨夏のワークショップオーディションなどで選ばれた日本人出演者に加え、エネルギーあふれる韓国の俳優5人が参加する。
 “遠回りをしろ”という闇の声に導かれるように、本当の自分自身を探して世界中を駆け巡る主人公ペール・ギュント。物語が持つボーダーレスというテーマが、「150年前に書かれたこの作品をいまに引き寄せるカギになる」と語る演出家が、どんな旅の景色を見せてくれるか楽しみだ。

『ペール・ギュント』
世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)
日程:12/6〜24
全席指定 S席(1・2階)¥8,800、A席(3階)¥5,400
※12/6はプレビュー公演につきS席¥7,300、A席¥4,400。U-24、高校生以下割引あり。

●問い合わせ先:世田谷パブリックシアターチケットセンター
tel:03-5432-1515
※12/30〜31兵庫にて公演あり。
http://setagaya-pt.jp

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*「フィガロジャポン」2018年1月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

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