新春いちばんの話題作! 三浦春馬が『罪と罰』に挑む。

Culture 2019.01.07

殺人を犯した青年が、苦悩の先に辿り着くのは?

『罪と罰』

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大役に挑戦する三浦春馬。『地獄のオルフェウス』での演技を見た演出家のブリーンが、彼こそラスコリニコフが演じられる俳優だとキャスティングしたそう。

ドストエフスキーの『罪と罰』には、実にたくさんの要素が込められている。当時のロシア社会を赤裸々に描いた社会派小説としての一面。それはまた苦悩する青年、ラスコリニコフの自分探しの物語でもある。人を殺し、煩悶する彼の悩みは、哲学的、神学的な色彩を帯び、犯罪を犯人の側から描いたミステリーとして小説全体を読むこともできる。宝箱のようなこの名作を、三浦春馬主演で舞台化する新春いちばんの話題作だ。

2015年の『地獄のオルフェウス』、17年の『欲望という名の電車』と、日本での演出作が高い評価を受けてきたイギリスの気鋭、フィリップ・ブリーンが演出を手がける。

ブリーンが16年にロンドンでの舞台のために書き下ろした戯曲をベースに、今回の公演用台本に仕立て直す。ラスコリニコフと心を通わせる娼婦、ソーニャ役に大島優子、その母に麻実れい、殺人の捜査官に勝村政信など共演陣も豪華。

『罪と罰』
Bunkamuraシアターコクーン(東京・渋谷)
日程:2019/1/9〜2/1
全席指定 S席¥10,500、A席¥8,500、コクーンシート¥5,500

●問い合わせ先:Bunkamura
tel:03-3477-3244
※2/9〜17、大阪にて公演あり。
www.bunkamura.co.jp

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*「フィガロジャポン」2019年2月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

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