フィガロが選ぶ、今月の5冊 あのパンがおいしい理由、宗像堂の歩んできた道。

Culture 2018.04.16

『酵母パン 宗像堂
 丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

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村岡俊也著 伊藤徹也写真 小学館刊 ¥2,376

宗像堂は沖縄にある天然酵母のパン屋の草分けとして、パン好きの間ではよく知られた存在だ。外国人住宅を改装した店舗、手作りの石釜。福島県で生まれ、琉球大学の大学院で微生物の研究をしていた宗像誉支夫さんが天然酵母のパンと歩んだ試行錯誤を、この本では丹念に聞き出していく。人は人生の基盤となるものといかにして出合い、かたちにしていくのか。この人の物語に宗像堂のパンのおいしさの秘密がある。レシピを惜しげもなく公開したのも自信の表れだろう。皆川明、甲本ヒロトらとの対談も収録。

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MIKI IMAI Blog 「天然酵母パン/ 沖縄「宗像堂」。」
ビストロで自家製シャルキュトリーと焼きたてパンを。

*「フィガロジャポン」2018年4月号より抜粋

réalisation : HARUMI TAKI

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