草彅剛が3年ぶりに挑む舞台はアイルランド発の話題作。

Culture 2018.04.16

謎めいた展開に引き込まれていく快感。

『バリーターク』

1804xx-theatre-01.jpg

草彅剛(左)と松尾諭(右)に、第3の男として小林勝也が共演。世田谷パブリックシアターとKAAT神奈川芸術劇場の共同制作による舞台。

アイルランド出身の劇作家兼脚本家、エンダ・ウォルシュの戯曲を白井晃の演出で日本初演。舞台俳優としても類いまれな才能を発揮する草彅剛が3年ぶりの舞台に挑む。映画『ONCE ダブリンの街角で』のミュージカル版で、トニー賞ミュージカル脚本賞を獲得するなど、注目を集めているエンダ。『バリーターク』は、2014年に自身の演出によりアイルランドはゴールウェイで初演。ロンドンのナショナルシアターにも進出した作品だ。

部屋の中で何げない日常を繰り広げている、名前もないふたりの男。彼らは “バリーターク” という村の話を語り続ける。さらに第3の男が関わってきて……。ここはどこなのか、彼らは何者なのか。『ゴドーを待ちながら』を思わせる不可思議な状況の中、ときにユーモラス、ときにもの悲しいタッチで、人間の生に光を当てていく。小空間ならではの息遣いを楽しみたい。

『バリーターク』
KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ(横浜・日本大通り)
日程:4/14〜5/6   
シアタートラム(東京・三軒茶屋)
日程:5/12〜6/3
全席指定 一般¥7,000
※4/14、15はプレビューにつき一般¥6,000 各種割引については問い合わせを。

●問い合わせ先:世田谷パブリックシアターチケットセンター
tel:03-5432-1515
※6/16、17兵庫にて公演あり。
https://setagaya-pt.jp

【関連記事】
稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾、清々しくカッコいい「クソ野郎」たち!
『クソ野郎と美しき世界』遂に公開!

*「フィガロジャポン」2018年5月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories