国を超えて活動するジオウルフのドリーミーなサウンド。

Culture 2018.06.03

どこか懐かしい、夢心地のポップワールド。

『グレイト・ビッグ・ブルー』/ジオウルフ

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ホステス ¥2,268

グローバルな時代に生まれたユニット、といえばいいのだろうか。オーストラリア出身で、スウェーデン、ドイツなど拠点を転々としてきたボーカルのスター・ケンドリックと、ロンドンをベースに活動を行うギター&ボーカルのトマ・バンジャミンという幼なじみ同士のふたりで結成したのが、ジオウルフだ。

彼らが生み出すのは、長距離間での活動をものともしない、時空を超えたドリーミーなポップソング。CMに起用され、スポティファイでの人気も高いという「Saltwater」を筆頭に、胸を締め付けられるようなメランコリックなナンバーが満載。どこかアンニュイなスターの歌声と、ギターポップやソフトロックを思わせるオルタナティブながらも、煌びやかなアレンジのマッチングが耳を惹く。そして、どこかに置き忘れてきた大切なものを見つけられたような感覚にさせられるのだ。

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*『フィガロジャポン』2018年5月号より抜粋

réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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