NODA・MAPの傑作が、最高のキャストで蘇る!

Culture 2018.08.10

妖しく美しい景色の中で描かれる、狂気と幻想。

NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』

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さらに、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、池田成志、銀粉蝶と、野田ワールドをよく知る実力派俳優らが集結。野田秀樹はヒダの王役で登場。

思い入れの深い作家・坂口安吾の小説世界をベースに、“くに”の成り立ちというマクロの視点を配するなど、自由奔放な発想で書き換えられた野田秀樹の戯曲『贋作 桜の森の満開の下』。1989年、劇団夢の遊眠社での初演以来再演を重ね、2017年には歌舞伎の舞台にも仕立てられて評判を呼んだ。この名作が過去最高とも言えるキャストで上演される。演出家の野田にとって今回の公演は、「自身の若い頃の稚拙さと向き合う」挑戦でもあるという。  

 安吾の『夜長姫と耳男』に由来する耳男を妻夫木聡、夜長姫を深津絵里が演じ、天海祐希(宝塚歌劇団退団以来初の男役!)、古田新太が絡むという強力な布陣。夜長姫の妹・早寝姫を、野田作品初出演となる実力派若手女優、門脇麦が演じるのも注目の的だ。9月末からは『ジャポニスム2018』の公式プログラムとして、パリ国立シャイヨー劇場での公演も予定されているので、そちらの反響も楽しみ。

NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』
東京芸術劇場 プレイハウス(東京・池袋)
日程:9/1〜12、11/3〜25
全席指定 S席¥10,000、A席¥8,000、サイドシート¥5,500 ※U-25はサイドシート¥3,000

●問い合わせ先:NODA・MAP
tel:03-6802-6681
※10/13〜21大阪、10/25〜29福岡にて公演あり。全公演とも7/28チケット前売り開始。
www.nodamap.com

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*「フィガロジャポン」2018年9月号より抜粋

réalisation : KAORI SHINDO

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