メーガン妃のウェディングドレスはどうなるの?

Culture 2018.09.25

世界中をうっとりさせたサセックス公爵夫人のウェディングドレスが、もうじき一般公開される。美しいドレスをじっくり鑑賞する絶好の機会だ。

180925-meghan-01.jpg

今年5月に結婚式を挙げたハリー王子とメーガン妃。ジバンシィのアーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーがデザインした素晴らしいドレス。photo:Abaca

ハリー王子とメーガン妃の結婚式を見た誰もが、自分もこんな素敵なドレスを着てみたいと思ったのでは? 着ることはできないものの、本物のウェディングドレスをじっくりと間近で鑑賞することができることになった。イギリス人デザイナー、クレア・ワイト・ケラーによるかの有名なドレスとハリー王子が着た衣装が、ふたりが結婚式を挙げたウィンザー城で展示されるのだ。

期間は2018年10月26日~2019年1月6日。その後、エディンバラのホリールードハウス宮殿に巡回し、2019年6月13日~10月6日まで展示される。これらの衣装は、両会場で開かれる展覧会『A Royal Wedding: The Duke and Duchess of Sussex(ロイヤルウエディング:サセックス公爵と公爵夫人)』の目玉となるに違いない。

見どころは?

誰がデザインを担当するかが賭けの対象になり、結婚式当日には丹念に分析されたドレスだけに、多くの人がドレスを間近で見るために駆けつけるだろう。展覧会は彫金細工師の仕事や、何百時間も費やされたウェディングドレスの制作に携わった人々の、労力を讃える機会にもなるだろう。

とりわけ見応えがあるのはヴェールだ。長さ5メートルのヴェールには、イギリス連邦53カ国すべての国花があしらわれている。もちろんすべて手で刺繍されたものだ。1150万人がふたりの結婚式をテレビで視聴し、数千人の見物客が結婚式を遠くから見るために集まったとはいえ、細部を堪能するには近くで見るのがいちばんだ。

キャサリン妃とメーガン妃のウェディングドレスを振り返る。

ドレス:キャサリン妃
二色のレースで作られたドレス。スカートのデザインは満開を迎えた花をイメージしており、レースとチュールのペチコートでボリュームを出している。ボディとトレーンの調和も完璧。(ロンドン、2011年4月29日)photo:Pawel Libera/LightRocket via Getty Images

ドレス:メーガン妃
マットな白のシルクキャディのピュアなラインのドレス。ケンジントン宮殿の公式発表が伝えているように、縫い目はたったの6本。細心の注意で配置されている。(ウィンザー、2018年5月19日)photo:Ben STANSALL - WPA Pool/Getty Images

デザイナー:キャサリン妃
ドレスのデザインと体のラインに沿ったそのシルエットのおかげで、伝統的でありながら現代性も感じさせる。デザイナーはアレキサンダー・マックイーンのアーティスティック・ディレクターであるイギリス人サラ・バートン。(2011年4月29日)photo:Chris Jackson/Getty Images

デザイナー:メーガン妃
ウェディングドレスのデザイナーをめぐって、予想ではラルフ&ルッソやステラ・マッカートニーの名が挙がっていた。最終的にサセックス公爵夫人の指名を受けたのは、2017年よりジバンシィのアーティスティック・ディレクターを務めるクレア・ワイト・ケラーだった。(ウィンザー、2018年5月19日)photo:Dominic Lipinski - WPA Pool/Getty Images

ヴェール:キャサリン妃
ケンブリッジ公爵夫人が選んだのは、丈の短い絹のチュールのヴェール。ヴェールに施されているレースと花をモチーフとした刺繍を手がけたのは、王立刺繍学校。(ロンドン、2011年4月29日)photo:Samar Hussein/Getty Images

ヴェール:メーガン妃
イギリス連邦53カ国とともに結婚式を祝いたいという花嫁の希望を受けて、クレア・ワイト・ケラーが考案したのが、この絹のチュールのヴェール。ヴェールを縁取る大きな花輪は53カ国の国花と、花嫁が選んだふたつの花(そのうちひとつは、カリフォルニア・ポピー)がモチーフになっている。(ウィンザー、2018年5月19日)photo: Andrew Matthews - WPA Pool/Getty Images

ビューティ:キャサリン妃
ヘアを担当したのは、昔からキャサリン妃のヘアスタイリストを務めるリチャード・ワード。髪は結い上げず、垂らしたままヴェールを被っている。髪全体にゆるくウェーブがかかっている。メイクは、目元はナチュラルなスモーキーアイメイクで、肌はフレッシュな質感に仕上げている。(ロンドン、2011年4月29日)photo:Stephane Cardinale/Corbis via Getty Images

ビューティ:メーガン妃
スモーキーアイメイクをベースに、黒いアイラインを細く入れている。肌はフレッシュで光沢のある質感に。ヘアは低い位置でまとめてシニョンにして、ティアラを飾っている。(ウィンザー、2018年5月19日)photo:Jonathan Brady - WPA Pool/Getty Images

ティアラ:キャサリン妃
ヴェールを留めているのはカルティエの“ハロー・ティアラ“。千粒以上のダイヤモンドがあしらわれている。結婚式のためにエリザベス2世から借り受けた貴重な一品。(ロンドン、2011年4月29日)photo:Dan Kitwood/Getty Images

ティアラ:メーガン妃
ヴェールを留めている、メアリー女王のダイヤモンド――中央部分のダイヤモンドは1893年製で1932年にティアラに作り直された――があしらわれたヘアバンド型のプラチナのティアラは、女王から借り受けたもの。(ウィンザー、2018年5月19日)photo:Jonathan Brady - WPA Pool/Getty Images

texte : Sarah Coulet (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories