NYの音楽シーンで最注目、サミア待望のデビュー作。

Culture 2020.09.30

ブレイク間近! 美声を聴かせるサラブレッド。

『ザ・ベイビー』/サミア

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タグボート ¥2,640

1992年の大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』をご覧になったことがあれば、とにかく陽気でインパクトを与えたメアリーという役柄を覚えているだろう。その役を演じた女優キャシー・ナジミーの娘が、いまニューヨークの音楽シーンで話題だ。サミアは3年ほど前から楽曲を発表し、すでに音楽ストリーミングサービスの多数のプレイリストに選曲されている。また、昨年行われた彼女がメインのライブはあっという間にソールドアウト。満を持してのアルバム発表はまさに待望であり、大きな注目を集めるだろう。

このデビュー作は、どこか教会音楽を思わせるような深淵な歌い出しで始まる冒頭の「Pool」から、ひたすら美しい歌が聞こえてくる。癒やし系の歌声ではあるがインディロック風のバンドサウンドがメインになっており、その絶妙なバランス感が魅力だ。

*「フィガロジャポン」2020年10月号より抜粋

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réalisation : HITOSHI KURIMOTO

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