ニコール・キッドマンが、かつてあの名作の主演を切望?

Culture 2020.12.26

女優ニコール・キッドマンは雑誌「マリ・クレール」のインタビューで、かつて映画『ノッティングヒルの恋人』(1999年)のジュリア・ロバーツが演じた役を切望していたことを明らかにした。

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アメリカのドラマシリーズ「The Undoing邦題「フレイザー家の秘密」の撮影現場にて、ヒュー・グラントとニコール・キッドマン。(ニューヨーク、2019年4月16日)photo : Abaca

2000年代が近づく頃、ハリウッドスターのアナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)が突如、ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)の営む書店に現れた。男女の突然の出会いから始まる美しい日々を描いた、ロジャー・ミッシェル監督のロマンティックコメディ『ノッティングヒルの恋人』だ。公開から21年経ったいま、ニコール・キッドマンはヒュー・グラントとの「マリ・クレール」によるオンラインインタビューで、同映画に出演するためにオーディションを受けたことを明らかにした。彼女は「『ノッティングヒルの恋人』でジュリア・ロバーツが演じた役を本気で掴みたかったの」と語った。

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「私はあまり知られていなかった」

しかし、現在53歳の女優ニコール・キッドマンは、当時は知名度と経験が不足していたために断られたと語った。「私はあまり知られておらず、十分な才能もありませんでした……」と彼女は述べた。しかしながら、いまやアメリカのテレビドラマ「The Undoing」の宣伝ポスターにヒュー・グラントと写っているのは彼女だ。非常に気の合ったふたりの俳優は、ユーモアを交えて会話を続けた。お互いの過去の結婚生活やニコールと彼女の妹との間の秘密の言語(オーストラリア訛り)、また長編映画『ムーラン・ルージュ』(2001年)など、さまざまな話題について語った。「私が出演した映画に出たいと思ったことはないでしょう? 『ムーラン・ルージュ』には出演したくなかったの?」とニコールは冗談を言った。

ヒュー・グラントが「君が僕にオファーしてくれなかったじゃないか」と答えると、ニコールは「あなたにオファーできる立場じゃなかったもの。それに俳優は監督に頼りきりでオファーする力はほとんどないわよね」と説明した。ヒューは冗談っぽく、「1990年代後半に俳優としての力を取り戻しつつあったけど、自らそれを壊してしまった(当時ヒューは売春婦事件で逮捕された)」と述べた。「いまはもうカムバックしているわ」とニコールは励ました。ふたりが初共演を果たした「The Undoing」は、邦題「フレイザー家の秘密」として、2021年1月27日(水)よりBS10 スターチャンネルで日本独占初放送される。

「フレイザー家の秘密」予告編

texte : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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