大汗をかくのを防ぐ、6つのコツを教えます!

Culture 2021.07.17

今年も暑い季節がやってきた。大汗を防ぐコツを身につけて、夏を乗り越えよう。

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いくつかのコツをつかめば、大汗を防ぐことができる。 photo : Getty Images

フランスは6月13日から熱波に襲われ、1週間ほど酷暑が続いた地域もあった。こんな状況ではブラウスの下では大粒の汗が噴き出していること間違いなし。でも、それは自然なこと。「暑くなると、体は温度を調節しようとします。体温を下げるために発汗するのです」と薬学博士のトマ・キャサブは説明する。

「体が汗を放出し、汗は肌の上に溜まり、のちに蒸発します。汗が蒸発するには、体のエネルギー、すなわち熱を吸収することが必要で、そうして熱が体外に放出され、体温が下がるわけです。発汗は単なる物理的な現象です」

この現象によって精神的にも身体的にも参らないため、そして汗の量を抑えるため、いくつかのアイデアを紹介しよう。

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1.霧吹きを使う

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汗をかく前に、屋外で対処! 肝心なのは焦らないこと。 photo: kanawa_Studio_iStock

不愉快な臭いの汗に頼らずに、蒸発の効果を用いて体の熱を放出させるには、ミストウォーター(霧状にした水)を肌に吹き付けるのが便利だ。

「汗で体が涼しくなるのと原理は同じです。皮膚の表面にある水の粒子が蒸発するとき、あなたの体内にあるエネルギー(すなわち熱)が消費されることになります」

2.リラックスする

不安は不安を呼ぶ。汗をかくと心はそれを感知し、パニックに陥り、その結果さらに汗をかいてしまう。まず、落ち着こう。

「異常なのは、汗をかき過ぎることです。体には汗腺が400万個もあり、これらが過剰に分泌することを多汗症と呼びます」とトマ・キャサブは説明する。「暑いからたくさん汗をかくこともありますが、多汗症の原因はストレスや不安のこともあります。そうであるなら、まず体がリラックスするテクニックを用いましょう」

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3.リスクのある素材や色を避けよう

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着るものの色や素材感で、放熱性と通気性をアップ! photo: Jasmina007_iStocs

真っ黒なネオプレン素材のスリップワンピースは諦めよう。

「濃い色の方がより多くの遠赤外線を吸収するので、明るい色を選んだ方がいいです」とトマ・キャサブはアドバイスする。「合成繊維は皮膚呼吸と汗の蒸発を妨げてしまうので、綿や麻など通気性が良い素材がお勧めです」

4.寝る前にミョウバンを使う

汗をかいたら、とっさに彼氏が使っているデオドラントスプレーを使いたくなるかもしれない。自分のロールオンよりも効きそうだから。

でもそれは「単なるマーケティングです。どちらかが効果が高いわけではありません」と薬学博士のキャサブは言う。

「それに、デオドラントは発汗を抑えるわけではありません。香りをかぶせているだけです」

ああ、困った!でも焦りは不要。ドラッグストアなどで売っているミョウバンを代表とする制汗剤がある。

「一般的に硫酸アルミニウムカリウムと呼ばれるもので、正しく使えば危険性はありません。以下の3つの条件を守りましょう」

1)水分をふき取った
2)清潔な肌に
3)夜に、塗ること。肌に浸透させないように気を付けましょう。

「脱毛後や、ニキビや肌が荒れている箇所には絶対に使用しないこと。夜の方が汗の量が減るので、ミョウバンが付着しやすくなります。」

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5.冷たい飲み物を摂りすぎないこと

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いくら暑くても冷たすぎる飲み物やアルコール、カフェインには注意! photo: agrobactor_iStocs

汗を抑えるために毎日3リットルの水を飲んでも効果はないが、飲み物の温度は発汗量と関係がある。

意外かもしれないが、冷たい飲み物を飲んだ方が汗が出やすいのだ。「体はとても単純に反応します。冷たい物が体に入ってくると温めようとします」とキャサブ氏は説明する。

「逆に温かい飲み物を与えれば、体温を調整して下げようとします」。といっても喉が火傷するほどの熱いものではなく、常温かぬるめのハーブティーなどで十分だ。コーヒーに似たシャキッとさせる効果のハーブティーもある。

6.モヒートやスパイスは控えめに

食べものも発汗と関係がある。アルコール、お茶やコーヒーなど、カフェインが入っているものはやめておこう。

「刺激性のあるものは血圧を上げるので体温が上がるだけでなく、汗の分泌量も多くなります」とキャサブ氏は説明する。「スパイスも同じ効果があります。でも全てをゼロにする必要はなく、少し控える程度で十分です。」

text : Lucile Quillet (madame.lefigaro.fr)

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