療養中のモナコ公妃が夫に贈った愛のメッセージ。

Culture 2021.06.28

7月1日に結婚10周年を祝う予定だったモナコのアルベール2世大公夫妻。しかし、現在南アフリカで療養中のシャルレーヌ公妃はこの日までにモナコに戻れないと、6月24日、デイリー・メールが報じた。公妃は自身のインスタグラムアカウントに、ふたりの美しいラブストーリーを振り返るビデオを投稿した。

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モナコ公宮で開かれたクリスマスイベントに出席したシャルレーヌ公妃。(モナコ、2020年12月16日) photo : 代表撮影/ロイター/アフロ

1月以降、モナコで姿を見せていないシャルレーヌ公妃。現在、南アフリカに滞在しており、アルベール大公との結婚10周年を一緒に祝うことができないと、6月24日、デイリー・メールが報じた。

シャルレーヌ公妃は5月に耳鼻口腔科領域の感染症を患い、数回の手術を受けた。そのため、7月1日の錫婚式までにモナコに帰国することがかなわなくなった。

6月初旬には、アルベール大公と6歳の双子、ジャック公子とガブリエラ公女が彼女を訪問。6月23日に最後の手術を受けたシャルレーヌ公妃は、医療チームから療養のために現地に残るように勧められたという。

 

結婚記念日をモナコで祝うことはかなわなかった公妃だが、自身のインスタグラムにアルベール大公との美しい愛の瞬間を振り返るビデオを投稿。ふたりの結婚式、公宮バルコニーでのキス、双子の誕生、水泳選手時代のシャルレーヌ公妃の様子などを中心とした華麗なアーカイブ映像となっている。投稿には「結婚記念日おめでとう、アルベール。素晴らしい子どもたちに恵まれたことに、感謝します」というコメントが添えられた。

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「アルベールが大きく支えてくれた」

一方で、公妃はこの特別な記念日を家族と祝えないことを嘆いた。「今年は、7月の結婚記念日を夫と一緒に過ごせない初めての年になります。非常につらく、悲しく思っています。アルベールと私は、それでも医療チームのアドバイスに従うしかありませんでした。アルベールは私の大きく支えてくれました」と、公妃は6月24日に発表した声明で語っている。

また、「アルベールや子どもたちとの毎日の会話が精神的な支えになっていますが、一緒にいられないのは寂しい。南アフリカに家族が訪問してくれたことは大切な出来事でした。みんなと会えて本当に嬉しかった。また会えるのが待ち遠しい」と付け加えている。

シャルレーヌ公妃は、今年初めに出身地である南アフリカに戻り、水難事故との闘い、スポーツを通して子どもの教育に取り組むという自身の財団の活動に注力するとともに、密猟を告発する運動を続けていた。アルベール大公とジャック公子、ガブリエラ公女は、近々2度目の訪問を予定しているという。

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グリマルディの呪い

一方のアルベール大公も年初から混乱の渦中にいる。2005年に生まれた彼の非嫡出子とされる娘の母親が、アルベール大公を相手取り訴訟を起こした。大公は娘との父子関係を否定している。

これにより、グリマルディ家に代々伝わる “呪い”のうわさに拍車がかかった。モナコ公室は、数百年前から、離婚、悲劇的な死、不倫の告発などを経験してきたのだ。

この不幸は13世紀に始まったという。グリマルディ家の最初の統治者であるレーニエ1世は、フランドル地方の若い娘を誘拐したと言われており、その娘がレーニエ1世とその子孫に復讐の呪いをかけたというものだ。

スペインの雑誌「Vanidades」によると、彼女は「グリマルディ一族は決して幸せな結婚ができない」と予言したという。アルベール公の妹のステファニーとボディガードのダニエル・デュクルエとの婚姻関係が1年しか続かなかったことや、グレース・ケリーが1982年に不幸な交通事故で亡くなったことを考えると、非常に興味深いうわさだ。

texte : Chloé Friedmann 1 (madame.lefigaro.fr)

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