南アフリカで療養中のシャルレーヌ公妃、民族衣装を纏って動物保護をアピール。

Culture 2021.08.18

健康上の問題で祖国南アフリカから出国できないシャルレーヌ公妃だが、この滞在を機会に自身が立ち上げた慈善活動に力を入れている。アフリカサイ保護に関する認知度を国内で高めることが目的だ。

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「Planetary Health」(地球の健康)のために行われるチャリティー・イベント、「モンテカルロ・ガラ」でのモナコ公国シャルレーヌ公妃(モナコ・モンテカルロ、2020年9月24日)photo:Abaca

どうせ南アフリカから出国できないのなら現地の動物の保護のために時間を費やそうと、自身のシャルレーヌ・ド・モナコ財団の活動に力を入れている様子だ。シャルレーヌ公妃は、2021年1月以降、治療のために訪れた生まれ故郷を離れられなくなっている。秋には夫アルベール二世大公の元、モナコに戻れるはずだが、それまでは#ChasingZero(「狩りをなくそう」)キャンペーンに力を注ぐ予定だ。

 

 

このキャンペーンの目的は密猟の犠牲となる動物の数をゼロにすること。そのため公妃はズールー族の戦士の格好をした写真を自身のインスタにアップ。拳でサイの角の真似をして「サイの角はかっこよくなんてない!私の#ChasingZero活動のもとに集まって、貴重な野生動物を危険にさらす残虐行為を終わらせましょう」というメッセージを添えた。

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「今まで経験した中でも最も恐ろしい光景」

元水泳のチャンピオンでもある彼女は、写真の他にもサバンナで迷彩色の服に黒いマスク姿で、自身の熱い思いを語る動画を公開した。アフリカで動物に残虐な行為が行われていることを訴え、保護のためにサイの角を切り落とした現場にいた時のことを話した。「おそらく今まで経験した中でも最も恐ろしい光景の一つでした。(……)目の前にいたサイは怯えきっていました。我々は直ちに目を覚まさなければなりません。見るに堪えない光景です。(……)南アフリカは団結して声を上げなければいけません」。公妃は強調するように握りしめた拳で地面をたたく。「すべての人間は、この世界をより良くするために変革を起こす能力を持っているし、その機会も与えられています」。人々の意識を呼び覚ますために、現地での滞在を延ばさなければならないことになったとしても。

text:Leonie Dutrievos (madame.lefigaro.fr)

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