石膏デッサンは日本独自？ ユーモア溢れる小沢剛の個展。

日本の美大受験生の“宿敵”、石膏デッサンをめぐる考察。

『小沢剛 不完全―パラレルな美術史』

《不完全》2018年　撮影：椎木静寧

等身大の日常や美術史から拾い上げた事象に、ユーモアとペーソスあふれる鋭い分析的視点を向ける作家。本展では明治初頭に輸入されて日本独自の発展を遂げ、美大受験のシンボルとなった「石膏像／石膏デッサン」など、日本美術史からテーマを得た作品を中心に展示。会期中には盟友・会田誠とのトークなどもあり。

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＊『フィガロジャポン』2018年3月号より抜粋