フランス・バスクと千葉県の羊をめぐる、映像作品とは。

Culture 2019.09.12

「時」のタペストリーが映像空間に移ろう。

『千葉の新進作家vol.1 志村信裕 — 残照 — 』

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『dress』2012年。ラッピング用リボンを無数に吊り下げたカーテンに揺らめく水面の映像が投影されると、幻惑的な空間が現れる。

志村信裕は、日用品や生き物など親しみやすいモチーフをもとに時空のスケールを撹乱する映像空間で知られる。渡仏前から、近年はドキュメンタリー的アプローチに着手。本展では、フランス・バスク地方と千葉県成田市を取材して羊を巡る時の移ろいを綴った新作を中心に、初期からの創作を振り返る。

『千葉の新進作家vol.1 志村信裕 — 残照 — 』
会期:開催中~9/23
千葉県立美術館(千葉・千葉) 
営)9時~16時30分
休)月
一般 ¥300 
tel:043-242-8311
www.chiba-muse.or.jp/ART

※『フィガロジャポン』2019年10月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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