稀少なタイ猫原種5種の飼育・繁殖を続けている施設を救う試みを知って。

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動物愛護の試みは、いま、世界的に見てもその重要性が大きく問われている。たとえば、日本でも、里親制度や譲渡会などを利用して、不幸な環境に陥ったペットを救おうとする試みが、以前よりも浸透してきている。そんななか、タイから興味深いトピックが飛び込んできた。

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今年81歳になるプリチャー氏が運営する、タイ猫原種の保存・飼育・繁殖を続けている施設、バーンメオをサポートするクラウドファンディングのプロジェクトを展開中。

タイは、現在のバンコク王朝前のアユタヤ王朝時代には、タイ猫原種が約29種いたとされている。ところが、さまざまな要因により、現代ではわずか、コラート種、コッパー種、ボンベイ種、ウィチェンマー種、カオマニー種の5種まで減少。そしていまやこれらの5種は、世界的にも稀少種となっている。そんなタイ猫原種5種の保存・繁殖を代々約75年もの間続けてきた施設バーンメオが、現在存続の危機に瀕している。タイ猫を愛してやまないプリチャー氏が、祖父の代から運営するバーンメオでは、猫たちの飼育にかかる費用のほとんどが、そこを訪れる観光客からの寄付と、ときどき多めに生まれた猫をブリーダーとして譲ることで得られるわずかな売り上げでなんとかまかなっている状態だ。タイ人の猫好きの間では、こちらのバーンメオは有名な存在であるけれど、寄付だけに頼っている現状では、この施設の運営は厳しい。そんな状況をふまえ、フィガロ本誌のタイ特集などでコーディネートを担当し、バンコクで猫に出会える雑貨屋Chicoを営む松本幸子さんが、猫好きとして、そして縁あってタイにいることもあり、タイの猫たちを未来に残し、バーンメオの猫たちをより良い環境で見守るためのクラウドファンディング プロジェクトを立ち上げた。目標金額50万円を10月24日(火)までに集める挑戦だ。集まった資金を元に、①太陽熱を遮る断熱材入りの屋根を作る。②新しい猫ケージの設置。③バーンメオで飼われている130匹のエサ代、ワクチン代、トイレ用の砂代の購入、の3つの目標達成を目指す。自分の住んでいる場所から遠く離れていても、共感できるプロジェクトには、インターネットでの拡散を通じて支援できるのが、現代の強み。タイ猫原種を救うこの試みを知って、プロジェクトの実現をサポートしてほしい。

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稀少なタイ猫原種のひとつ、ボンベイ種の猫。

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タイを代表するカオマニー種。ケージも古いものが多いので、新しいものを設置したい。

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もう15年以上も変えていないトタン屋根。雨が降ると雨漏り、そして太陽熱を吸収してしまうので、施設内はとても暑くなってしまう。断熱材入りの屋根を作るのも目標のひとつ。

●問い合わせ先>
「タイバンコク発 稀少シャム猫と猫の家の75年の歴史を守りたい」
https://readyfor.jp/projects/thaicatsiamisebaanmeo

FB:chico-design-bangkok
https://m.facebook.com/Chico-design-bangkok-472729026132719/
 

 

texte:NATSUKO KADOKURA

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