毎日30分の瞑想でストレスホルモンが減少。3カ月で違いが!

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ⒸBLOOMimage/amanaimages

300人以上が瞑想プログラムに参加

1日わずか30分の瞑想を3カ月続ければ、実践した瞑想に則した効果が現れることがこのほど発表された研究で明らかになった。

この研究はドイツのマックス・プランク認知脳科学研究所の神経科学研究者ベロニカ・エンゲルト博士が率いるチームが行ったもので、米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。科学系のニュースサイト「ライブ・サイエンス」によると、瞑想とヒトの脳の関係に関する研究としては過去最大級の規模となる。

研究では、313人の参加者に9カ月間に及ぶ瞑想プログラムに参加してもらった。3カ月間につき1種類ずつ、計3種類の瞑想法を実践するもので、参加者は3つのグループに分かれ、異なる順番で各瞑想法に取り組んだ。その際、MRIなどさまざまな方法で参加者の脳の状態を記録した。すると、3カ月ごとに脳に違いがみられただけでなく、実践した瞑想法によって、脳の違う領域が反応していることが分かった。

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瞑想法で異なる効果が

例えば、3つの瞑想法のひとつは、「マインドフルネス瞑想法」だ。参加者が1日30分間この瞑想法(「いま」に集中する)を週6日間3カ月間実践したところ、前頭前野の厚さが増したという。エンゲルト博士によると、前頭前野は複雑な思考や意思決定、注意力などに関連する領域だ。

同様に、ほかのふたつの瞑想法「慈悲の瞑想」(愛する対象を広げて行く)と「思考観察の瞑想」(他者の視点から物事を見る)でも、3カ月後には各瞑想法が関係する脳の領域に変化が見られた。デイリーメールはこの結果について、友好的で会話のうまい人になりたい場合は慈悲の瞑想、もっと辛抱強くなりたい場合は思考観察の瞑想でその能力を伸ばせる、と伝えている。

エンゲルト博士はライブ・サイエンスに対し、3カ月という短い期間でこれだけの違いが出たことに驚いた、と正直な思いを明らかにした。集中的な瞑想実践で脳の構造に変化が起こることはこれまでも知られていたが、特定の瞑想法によって明らかな違いが分かったのは初めてだという。

ストレスホルモンが減少

今回の研究ではさらに、ストレステストを行い、ストレスへの耐性を調べた。自己報告では、瞑想法にかかわらず全員がストレスの感じ方が低くなったと答えた。ただし、慈悲の瞑想と思考観察の瞑想を実践した人たちは、ストレスを受けると増えるストレスホルモンのコルチゾールそのものが、マインドフルネス瞑想法を実践した人たちと比べ51%低くなっていた。

論文は、毎日短い時間でいいので慈悲の瞑想や思考観察の瞑想を実践することで、心理社会的なストレスへの抵抗力ができると指摘。瞑想は安上がりなストレスへの対処法だと述べている。

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texte : SATOMI MATSUMARU

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