母とすべての女性に向けた、グレン・クローズの受賞スピーチ。

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1月6日に開催された第76回ゴールデン・グローブ賞。『天才作家の妻 40年目の真実』の演技で主演女優賞(ドラマ部門)を獲得したのは、71歳のグレン・クローズだった。彼女は感極まった様子で、自らの母と、世界中の女性たちへの思いをスピーチ。会場は大きな感動に包まれた。

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『天才作家の妻 40年目の真実』で主演女優賞を受賞したグレン・クローズ。© USA TODAY NETWORK/ Sipa USA/amanaimages

ゲイリー・オールドマンが主演女優賞の受賞者を読み上げると、グレン・クローズは大いに驚き、面食らったままステージに上へ。マイクは「ありがとう、ありがとう」とオールドマンにささやくクローズの声を拾っていた。クローズは続けて、大きな声で「oh my god」。

2018年度の優れた映画とテレビドラマ、その出演者や作り手を称えるゴールデン・グローブ賞。なかでも主演女優賞(ドラマ部門)は高評価の作品ばかり。ノミネートされたのは『アリー/スター誕生』(日本公開中)のレディー・ガガ、『Destroyer』のニコール・キッドマン、『Can You Ever Forgive Me?』のメリッサ・マッカーシー、『A Private War』のロザムンド・パイク、『天才作家の妻 40年目の真実』(1月26日より日本公開)のグレン・クローズ。そして大本命のレディー・ガガを押さえて受賞したのは、ビョルン・ルンゲ監督による『天才作家の妻~』で大作家の忠実な妻ジョアンを熱演したクローズだった。

受賞後のスピーチを行うグレン・クローズ。

最高の作品を作り上げたスタッフへの賛辞を述べた後、「演技というのはとても内面的なもので、私は母のことを思いました」とクローズは話し始めた。「母は私の父に、人生のすべてを捧げました。でも80歳になって私にこう言ったのです、『私はなにも成し遂げていない気がするの』。でもそれは間違ってる。そしてこの経験から思うのは、私たち女性は養育者(nurturers)であることを求められているということです。ラッキーなことに子どもたち、夫、あるいはパートナーに恵まれたとしても。でも、私たちは自己実現(personal fulfillment)を見つけなければいけないんです!」

会場は大きな声援が沸き起こり、ニコール・キッドマンやシャーリーズ・セロンが大きくうなずういた。「私たちは夢を追うべきです。そして、『私にはできる、私にはやる権利がある』と言うべきです」とクローズが言葉を続けると、出席者たちは立ち上がり、彼女に大きな拍手を送った。

「私は小さいころ、モハメド・アリがボクサーになることを運命づけられていたように、女優になることを運命づけられているように感じていました。昔のディズニー映画のヘイリー・ミルズを観て、『私にもできる』って言ったものです。そして私はいまここにいます。今年の9月で女優として45周年を迎えますが、こんな素晴らしい人生は想像していませんでした」

texte:Marion Galy-Ramounot (madame.lefigaro.fr)

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