新緑の京都・大山崎で、バーナード・リーチの世界に浸る。

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桂川、宇治川、木津川、三つの川が合流する京都・大山崎の地に立つ、アサヒビール大山崎山荘美術館。関西の実業家・加賀正太郎が大正から昭和初期にかけ建設した大山崎山荘を創建当時の姿に修復し、安藤忠雄設計の新棟「地中の宝石箱」などを加えて、1996年に開館した美術館だ。約5500坪の庭園の中で、貴重な近代建築や民藝運動ゆかりの作品群、クロード・モネの傑作『睡蓮』連作などを楽しめるとあって、多くの人が訪れている。

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『スリップウェアペリカン図大皿1930年。アサヒビール大山崎山荘美術館蔵。©The Bernard Leach Family. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 G1654

ここで現在、バーナード・リーチ(1887〜1979年)の没後40年を記念する展覧会が開催されている。リーチは近代陶芸を代表するイギリスの陶芸家。楽焼に出合って陶芸の道を志し、イギリスと日本を行き来しながら、各地の伝統技法を取り入れた作品を多く制作。民藝運動を提唱した柳宗悦や、後に運動の担い手となる河井寬次郎、濱田庄司らと交流を深めた。

そんなリーチと生涯にわたり親交を結んだのが、民藝運動を黎明期から熱心に支援した、アサヒビール初代社長・山本爲三郎だ。本展では、山本家から寄贈され、開館以来、所蔵品の軸となっている山本爲三郎コレクションを中心に、約100点を一挙に公開。リーチが好んだ鳥にまつわる作品が並ぶ「バーナード・リーチと鳥」、各地の民窯で制作した特色あふれる作品を集めた「バーナード・リーチの足跡」など、リーチ作品にアプローチしやすい構成となっている。

いま、大山崎は遅咲きの桜から新緑へと移り変わる、美しい季節。京都を訪れたなら、自然あふれる美術館へ、もうひと足延ばしては?

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『彫絵飛鳥文扁壺1957-60年頃。アサヒビール大山崎山荘美術館蔵。©The Bernard Leach Family. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 G1654

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『貼付文大注瓶1931年頃。アサヒビール大山崎山荘美術館蔵。©The Bernard Leach Family. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 G1654

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豊かな自然に囲まれた美術館本館の外観。四季折々の魅力を楽しめる。JR京都線「山崎駅」、阪急京都線「大山崎駅」より徒歩約10分。

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三川が流れる壮大な風景を望める本館2階のテラスの喫茶室。会期中は、リーガロイヤルホテル京都による本展特製オリジナルスイーツがいただける。

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旧居間だった本館展示室。クラシックな建築や調度品も見どころ。

『没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより』
 
会場:アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
会期:開催中〜2019年6月9日(日)
開館時間:10時〜17時(16時30分最終入館)
休館日:月曜(4/29、5/6は開館)、5/7
入館料:一般¥900
tel:075-957-3123(総合案内)

 

texte:NATSUKO KONAGAYA

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