『SATC3』映画化が実現すると、あのキャラクターが不在に?
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残念ながら映画化が頓挫してしまった『セックス・アンド・ザ・シティ3』(SATC3)だが、もし映画化が実現していたら……!? その“もしも”のストーリー展開について、ジャーナリストのジェームズ・アンドリュー・ミラーがポッドキャストで気になるエピソードについて口にしている。
ジェームズは自身のデジタルメディアオーディオ「Origins」で、主人公キャリーの恋人ミスター・ビッグを演じたクリス・ノースを迎え、映画化を断念することになった原因とされる、サマンサ役のキム・キャトラルについてまず言及した。
「キムに近しい人は、(『SATC3』の)台本がサマンサのキャラクターにあまり触れるものではなかったと思っているようだね」
ジェームズは、この台本の初期のバージョンを読んだことを前置きしたうえで、さらにショッキングなストーリー展開について明らかにした。
「当初の脚本は、比較的冒頭の段階でミスター・ビッグがシャワー中に心臓発作で亡くなってしまうといったプロットで、キャリーがそこからどのように立ち直るかといったことに焦点を当てたものだった。4人の友情を描くことよりそれが話の核だったんだ」
信じられないような話だが、ジェームズの主張によると、第3弾が実現していたらそんな悲しい展開になっていたのだという。
ジェームズの発言に対し、クリスは台本を読んでいないから知らないと回答したが、第3作目の脚本は、それまでの作品よりも「優れている」と聞いていたそう。
実現されてもされなくても大きな話題を集める『SATC3』。映画化は幻となってしまったが、悲劇的な続編ならお蔵入りになってかえってよかったのかもしれない。
photo: Everett Collection/AFLO, texte: ERI ARIMOTO