連載「See the World」でもおなじみのモデル・エマが、妖怪人間に……!?　伝説的TVアニメ「妖怪人間ベム」をオリジナルの視点で描いた劇場版『妖怪人間ベラ』のヒロイン・ベラ役として新たな一面を見せた彼女に、撮影時の裏話を聞きました。動画での3問3答も必見です！

―― スクリーンの中でベラが憑依したかのようなエマさんが印象的ですが、撮影時、役に入る時の切り替えのスイッチのようなものはありましたか？

ウィッグを着けて、メイクをして、衣装の制服を着ることで「よし、今日もベラとして頑張ろう！」と切り替わる感じでした。それはモデルの仕事の感覚と近くて。モデルの現場でも、メイクしてもらって服を着ると、スイッチが入る感じなんです。

―― ベラという有名なキャラクターを演じるにあたっては、どのような準備やアプローチをしましたか？

もともと私は演技経験が多いわけではなかったので、ベラ役のお話をいただいて「妖怪人間……!?　できるかな？」という不安がありました。でも、英監督とお話して、「凛としていて、いるだけで存在感がある」というベラ像を聞いた時、モデルに通じるところがあると理解したんです。ただ立っていたり、歩いていたりというシーンが多かったので、佇まいやポージング、表情の作り方とかは、培ってきたものが生かされたと思います。アニメや過去の実写版作品も参考として見て、そういうベラも頭に入れつつ、“新たなベラ”という位置づけを目指していました。

―― 撮影で印象に残っていることは？

画ヂカラのある、インパクトのあるシーンがたくさんありました。たとえば車に轢かれる場面なんかは日常生活では経験したくないことだけど、周りのスタッフから「どうやってこのシーンが作られるかということを、ちゃんと目で見た方がいいよ」と言われ、スタントマンが演じる姿を実際に見たんですけど、交通事故を目撃したようなものだから、まともにショックを食らってしまって……。でも、そういうことを含めて自分が作品の中のキャラクターになっていくというのが、すごく勉強になりましたね。最後のシーンでは感情がぶわっとあふれて、叫びながら森を走って……精神的にも肉体的にもきつかったけれど、それも全部自分で感じられたのはよかったな。それに監督はすごく明るくておもしろい方で、スタッフや森崎ウィンくんはじめ共演者の人柄も温かく、作品の暗さを引きずらずにモチベーションを保てたのは周りのおかげだったと思います。

―― 自身で作品を見た感想は？

もう何回も観てるんですけど、観れば観るほどおもしろいというか、シュールで狂っているというか。アニメの「妖怪人間ベム」とは全然違うものになっていて、原作のファンをいい意味で裏切る作品になっているので、新しいベラの姿を見せることができてわくわくしています。観た方がどう感じたか、早く聞きたいです！

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エマさんに3問3答！

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