COLLECTION

キム・ジョーンズが発信する、新生フェンディ。

フェンディのアーティスティック ディレクターにキム・ジョーンズが就任し1月のオートクチュールに続き、初のウィメンズ レディ・トゥ・ウエアコレクションを発表した。コレクションの出発点は、フェンディ家を支えてきた五人姉妹のワードローブだ。 「フェンディファミリーとは、勤勉に働く知的な女性たち。それこそ私が讃えたいと思うことでした。パワーあふれる名門なのです」と語るキム・ジョーンズ。 その言葉通り、フェンディ家の三代目シルヴィア・フェンディの日常着に着想を得て、ミンクの裏地を使ったシアリング（刈り込んだ羊毛）のシャツジャケットをデザイン。マフラーにもなるダブルカシミアやキャメルのコート、艶のあるシャツとパンツのセットアップ、タキシードドレスなど、女性の一日を支える実用的なウエアを揃えた。フェンディならではの贅沢なファー使いやテーラードの美しさが際立ち、職人技に裏打ちされたイタリアンエレガンスを表現。 シルヴィア・フェンディが手がけた新作バッグ「フェンディ ファースト」や、彼女の娘、四代目にあたるデルフィナ・デレトレズ・フェンディによる‟カラビナ”モチーフのジュエリーなど、新生フェンディの門出にふさわしいモダンなアクセサリーにも注目を。